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[PTA]サッカー班

2022/10/17

 7月末、夏の日差しが照りつける中、第2グラウンドで練習に励むサッカー班の取材をしてきました。  春の高校総体後、3年生18名のうち12名が引退し、現在は3年生6名、2年生15名、1年生16名、マネージャー2名の計39名で活動しています。週末は試合が中心になりますが、放課後や休日の練習は、2時間という制限があります。練習開始と同時に全力で取り組めるよう、練習前にストレッチやアップを入念に行い、身体と心の準備をして各自が工夫をしているそうです。  顧問の先生に伺うと、「守備が堅く、変幻自在に形を変えて攻撃できるチームを目指している」とのことでした。「試合中に積極的な戦術変更をすることが多くあるため、プレーの理解度を深め、集中力と瞬時の判断力を鍛えることが大切」とおっしゃっていました。そのため練習中はコミュニケーションを取り、ひとつひとつプレーの意味や目的を共有しているように見えました。  練習後には、3年生が1年生を集めて作戦盤を使ってピッチ内の動きを説明している姿がありました。3年生は「知っていることを後輩に伝えることは特別なことではなく、当たり前のことです」と爽やかに語ってくれました。チームのレベルアップのために自然に行動する姿が印象的でした。  キャプテンは「目標はもちろん優勝ですが、まずは秋の県大会ベスト8の壁を破ってベスト4になること。個々の技術では強豪校に勝てないかもしれませんが、集中力や走力では負けていません。組織的に戦えば勝てると信じています」と力強く語ってくれました。  また、マネージャーは特製ドリンクを作ったり、時間をカウントして大きな声で知らせたり、チームを笑顔で支えていました。  春の総体を観戦しましたが、どんな相手にも臆せず堂々と戦っている姿が印象的でした。前半後半合わせて1時間を全力で走り続け、時に激しくぶつかり合い、まさに激闘という試合が続きました。3回戦ではどちらも譲らず、延長戦にもつれ込みました。途中、怪我で交代する選手も出ましたが、代わった選手含め全員が闘志溢れるプレーで戦いました。延長戦でも決着がつかずPK戦になり、自軍のキーパーがファインセーブをして勝った瞬間は本当に感動的でした。  顧問の先生は「最近は感動するような試合ができている。そういう時は勝っても負けても清々しい気持ちになる」とおっしゃっていました。  選手たちのひたむきに勝利に向かって努力する姿に胸が熱くなりました。県大会ベスト4に進むと試合がテレビで放送されるそうで、それも選手たちの原動力になっているそうです。サッカー愛溢れる皆さんの今後の活躍を楽しみにしています。

 

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