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[PTA]湖風祭2日目

2022/10/1

 次々に登校してくる生徒たちが着ているブロックTシャツによって、校舎内は徐々にカラフルに色づいていきます。前日に引き続き、生徒たちの弾ける笑顔で湖風祭2日目がスタートしました。  前日同様、入替制でビジュアル鑑賞が行われました。エンディングには、抽選に当たったラッキーな人が壇上でブロック長たちと写真を撮れるという、「ブロ長企画」が行われました。アイドルのファンサービスさながらの粋な企画に会場は多いに盛り上がり、熱気で溢れていました。  普段は殺風景な階段や渡り廊下は、異空間にいるような錯覚に陥るほど、各ブロックのアーティストにより、色彩豊かで個性的な空間に創り上げられていました。各ブロックの世界観を表現するために、限られた時間の中でも妥協せず、手すりや窓など細部まで一つ一つ丁寧にこだわりを持った装飾が施されていました。階段を見上げると美しい風景が広がっていたり、またクイズが書かれたボードやおみくじ等が置かれていたり、フォトスポットがあったりと、見る人を楽しませる工夫も随所に感じられました。  3階のテラスでは、友達同士や大勢の班活動の仲間が集まり、スマホを片手に記念写真を撮る姿が見られました。お揃いのアイテムを持ってポーズをとったり、掛け声に合わせてジャンプをしたり、微笑ましい姿が見られました。  体育館では応援団による班発表が行われました。入学時からコロナ禍による活動制限があった3年生にとっては体育館での演技は最初で最後の機会となりました。笑顔の奥の真剣な表情と、仲間を信じ一致団結した力強いパフォーマンスに心を奪われました。次に袴姿にたすき掛けの書道班6人が息の合った書道パフォーマンスを披露し、一編の詩と大きな「瞬」の一文字を書き上げました。3年生が引退すると班員が2人になるので関心を持ってくれた人はぜひ声をかけてほしい、と次の世代へ繋いでいきたいという熱い思いに胸を打たれました。  軽音楽部は、2日間に渡って「ZEZEFES2022」を開催しました。様々なバンドが迫力ある演奏で会場を沸かせました。3年生にとっては最後のライブ。感動のラストステージは大きな拍手に包まれました。また、合唱班とギター班のコラボ合奏は、多くの観客が開始を心待ちにしていました。一曲目から手拍子が湧き、一瞬で会場の空気が一つになりました。肩を揺らし、口ずさみ、美しい歌声とギターの音色に癒されるすてきな時間となりました。  数学同好会による湖風祭コンテストや、美術班・化学班・総務部による班バザーも好評でした。化学班は手作り防虫剤を1袋50円で販売しました。効果は如何に!?  写真班によるphoto galleryには、クオリティーの高い風景写真が数多く飾られていました。文芸班のたくさんのパステルカラーの小冊子には、彼らが筆を走らせ推敲を重ねた時間が宝物のように詰まっていて、一冊一冊をいとおしく感じました。家庭班による風流な華道作品は、窓から差し込む光に溶け込み、息を飲むほどの美しさでした。展示コーナーを訪れた人は皆、数々の力作を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしていました。  1,2年生の教室はこの日も大にぎわいで楽しそうな歓声と笑い声が響いていました。実際に人が乗れる大規模なアトラクションを作り上げたクラスは、工務店やホームセンターに出向きプロにアドバイスをもらったりしながら、どうすれば安全に動かすことができるか試行錯誤を繰り返したそうです。また、独自のアプリを作成し、来場者はそのアプリを入手してゲームを体験できるクラスや、大きな手作り潜望鏡を覗きながら冒険できるクラスもありました。どのクラスも発想力と創造力がとても豊かで感心しました。日頃慣れ親しんだ教室や廊下が、まるで時空を越えた別世界に迷いこんだかのように感じた心踊る時間も残り僅か。終了間際になると、最後の最後まで楽しもうと、廊下を走る生徒たちの姿が目立ちました。「もう一回○組行く?」「○組やったらまだ時間いけるかな?」と名残惜しそうでした。   思い思いに湖風祭を楽しむ生徒たちの姿が生き生きと輝く、文化の部2日間でした。  湖風祭の企画運営を担い、毎日遅くまで話し合いを重ね準備に奔走してきた生徒会総務部と、ブロック長はじめ各部門長の功績は、称賛に値するものです。また、それに応えて協力を惜しまず、一致団結して湖風祭を作り上げてきた全校生徒の皆さんに、心から敬意を表します。

 

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滋賀県立膳所高等学校