6月25日（土）、第3学年保護者進路学習会が、271名参加のもと、ピアザ淡海にて開催されました。

　まず、渡邉梨恵PTA会長と冨江宏校長先生よりご挨拶がありました。 　その後、学年主任の先生から、修学旅行の報告と、3年生の現状についてのお話がありました。修学旅行での子どもたちの楽しそうな様子をビデオや写真で見て、温かい気持ちになりました。また、学校生活が充実していると感じている生徒が多いようです。 　続いて、この春に現役合格した3名の卒業生から、どのように進路選択や受験勉強をしたのか、また、受験期の保護者との関係や保護者に望むこと等の体験談を聞かせていただきました。

　3名の卒業生の進路選択は、大学で何をしたいかということからの志望校決定や、将来の夢から逆算しての学部学科決定、また、高校入学時から志望校を見据えての3年間の戦略的な勉強の末の進路決定等、さまざまでした。 　保護者に対しては、「子どもの可能性を信じて欲しい」ということや、「家庭ではいつも通りにしていて欲しい」とお話しをされていたことが印象深く心に残っています。 　最後に、進路指導課長より、昨年度入試の結果と今年度入試の日程等についてのお話がありました。年々、既卒生の受験者数が減少しているため、現役合格が増えているということでした。特に、普段の学校の授業を大切にする姿勢が重要であること、班活動を頑張った子どもたちの成績が伸びるのは受験直前であること、そのために最後まであきらめずに5教科の勉強を頑張り続ければ国公立大学合格への道が開けること、保護者は干渉しすぎずに子どもの頑張りを認めて子どもの価値観を尊重すること等、受験生とその保護者の心構えをご教示いただきました。 　今回の学習会で、子どもを信じてそっと見守ることの大切さを改めて感じました。

　3年前にも経験した受験が再びやってきます。コロナ禍により中学の制服姿で高校入学式を迎え、そのまま休校となった本学年の子どもたち。授業や学校行事、班活動等にもさまざまな制限を余儀なくされてマスク生活のままで高校生活3年間を終えようとしている子どもたち。そんな子どもたちが納得できる進路選択ができ、夢が叶うように、子どもたちのたくさんの我慢が報いられるように、これからも温かく寄り添い、サポートしていきたいと思います。