2024/11/18
2024/11/5
2016/10/17
空手道には「寸止めルール」を用いた「組手」と呼ばれる相手と向かい合い突きや蹴りの技で競う競技と、「形」という相手を想定して演武する競技の二種類があります。
雨上がりの昼過ぎ、武道場では滴り落ちてくる汗を気にすることもなく、組手と形の練習に励んでいる班員たちの姿がありました。
一点に集中する突きや瞬発力のある蹴りは、腕や脚の力技によるものだと思い尋ねてみると「筋力だけでなく柔軟性も必要です」と返ってきました。注意して見ていると、班員たちは腰を落とし足で床をしっかりと捉え、全身をくまなく使って前へ前へと動いていました。
「後輩に残すことばはありますか」の問いに3年生からは「相手に向かっていく気迫がもっと欲しい」と少し厳しいことばが返ってくる一方で「仲間意識が強いところはいいところです」とエールも届けてくれました。また、後輩からは「先輩たちを追い越したい」と頼もしい声も聞かれました。
「厳しくて柔らかい動き」を体に染み込ませるために、10人の班員たちはさらなる高みを目指して日々鍛錬しています。