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[PTA]第65回滋賀県人権教育研究大会報告

2022/1/7

[PTA]第65回滋賀県人権教育研究大会(甲賀湖南大会) ―動画配信視聴報告― 

滋賀県人権教育研究大会は、滋賀県教育委員会・公益社団法人滋賀県人権教育研究会・甲賀湖南大会現地実行委員会の三者が主催されています。今年の全体会は、コロナ禍の影響もあり、集会を行わず、動画配信のみとなりました。11月10日~30日に期間限定で配信された動画を視聴いたしました。
大会テーマ
「差別の現実から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を確立しよう」
1. 開会宣言(現地実行委員会委員長)‥湖南市教育長
2.現地メッセージ
現地テーマ「自分で気づき、いっしょに考え、共に生きよう」というメッセージが発信されました。
3.ペルー伝統舞踊マリネラ(フェレニャフェ・イ・トラディション)
ペルー共和国の無形文化遺産マリネラのダンスパフォーマンスがありました。
4.人権朗読劇「人はみかけによらぬもの~え…そうだったの!~」(甲賀市人権推進協議会 人権啓発部会)
創作された朗読劇を発表し「人は外見・服装・言葉使いなど見た目で判断しがちです。私たちは知らず知らずのうちに偏見や思い込みで差別をしていませんか?皆さん今一度考えてみようではありませんか」と提言されました。江口いとさんの詩「人の値うち」の朗読もありました。
5.実践報告「ひきこもり・ニートと“じんけん”」(青少年支援ハウス輝)
ひきこもり状態にある人たち、またはその家族の人たちとの関わりを持つため、NPO法人かがやき青少年支援ハウス輝は設立され、「ひとりひとりが、せっかく生まれてきたのだから幸せな人生を送ってほしいし、送れるようにということをいつも心において活動している。居場所をひとつひとつ増やしていく取り組みをスタートラインとし、じっくりと関わっていくことによって、必ず外へ一歩二歩と出て行くようになる。日々生きていることを実感していく」そうです。本人も家族もひきこもりということに偏見を持っており、自分を苦しめてしまうことがないように、社会的ひきこもりとはどういうことなのか、どういう現実があるのか、どういう人たちがいるのかを、当事者や家族を含め、ひとりひとり正しく知ってもらうという社会啓発を大切にしているとのことでした。
6.特別報告「人権のつどいにおける人権劇(人権動画)の取り組み」(湖南市立甲西中学校)
甲西中学校では、1996年に当時の生徒会や有志が人権委員会を立ち上げ、今年で25周年になりました。世界人権宣言が出された12月10日に人権のつどいという全校集会を行っています。今年も人権動画の取り組みを生徒中心に進めています。今後も人権のつどいの内容をさらに深め、広げていきたいと発表されました。
7.記念講演「生きる力の人権」(エンパワメント・センター主宰 森田 ゆり氏)
「人権=生きる力」とは、私たちや子どもたちひとりひとりが、「自分はたいせつな人」と思えること。人は自分をたいせつに思えなくなったとき、生きる希望を失う。私はこのままで十分いいのだと思えるとき、人は生きていく力を発揮していく。「私は安心に生きるたいせつな人権。自分は自分のままでかなりいいのだと自分に自信を持つ人権。私は自分の行動を自分で選んで生きていく自由。この3つはだれも私から取り上げてはいけない。なぜなら生まれながらに持ってきた生きる力なのだから」とおっしゃっていました。法律ではなく、心のレベルで考える人権を教えていただきました。
8.次期開催地代表挨拶・・・東近江市教育長

以上、人権について学ばせていただきました。

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