音楽班合唱部

音楽班合唱部は３年生２名、２年生６名、１年生２名の合計１０名で、平日の放課後と土曜日を中心に活動しています。
湖風祭ではカラフルな衣装を身にまとい、前半は「マイフェアレディ」「雨に唄えば」「サウンドオブミュージック」など、誰もが知っている有名なナンバーを、ミュージカル風に踊りながら歌い上げ、楽しく盛り上げていました。後半は１か月後に迫るNHK合唱コンクール（Nコン）の課題曲である「ポジティブ太郎～いつでも始まり～」という喉頭がんで声帯を摘出したつんくさんの思いが堰を切ったようにあふれ出ているこの曲を、しっとりかつ力強く歌い上げていました。最後は星野源さんの「恋」でキレのあるダンスも披露して、観客を魅了しました。

その湖風祭の１０日後、活動中の教室に取材に伺いました。８月にはNコン、全国総合文化祭（長野県）、滋賀県アンサンブルコンテストがあり、多忙な日々を送っていました。取材時はNコンの課題曲と自由曲の練習中でした。自由曲「Ｐｅｔｉｔｅｓ　Ｖｏｉｘ」はフランス語の歌詞なので発音がとても難しいそうです。以前学校見学に来ていたフランス人の高校生達に歌詞を読んでもらい、ネイティブな発音で録音したものを確認しながら練習していました。

顧問の福井先生を囲んでの練習は、先生からのきめ細かな指導を受け入れていくだけではなく、全員で歌詞の背景にある意味を理解し、それに合わせた歌い方に関して意見を出し合っていました。そしてパート毎に一音ずつ丁寧に合わせながら全体で音を重ねていき、曲を自分たちのものにしっかりと作り上げていくという感じがしました
部長さんに話を聞くと、パワフルな曲を得意ジャンルとし、自分たちのハーモニーがホール全体に響きわたった時に最高に充実した一体感を味わうそうです。下校中などに誰かが歌

いだすと次から次へと声を合わせてくる、そんな歌うことが大好きな部員たちです。３年生はNコンで引退となってしまいますが、アンサンブルコンテストで全国大会に出場することを次の目標にした彼女たちの今後に注目です。

取材後、Ｎコンでは見事金賞を受賞し、滋賀代表として９月の近畿ブロックコンクール進出となりました。また県合唱コンクールおよびしがヴォーカルアンサンブルコンテストではどちらも金賞で、関西合唱コンクール（９月）、および全国ヴォーカルアンサンブルコンテスト（来年３月）へと駒をすすめることとなりました。おめでとうございます！。