伝統を守り、絆を深める水泳班

県大会、秋季大会予選を控えた7月末の暑い日に水泳班を取材しました。
水泳班の歴史は古く、旧制膳所中学校時代の1923年(大正12年)に創班されました。1970年代は水球も盛んに行われていたそうです。現在、学校の屋上プールは25メートルが8コースあり、公式のスタート台が設置されたコースもあります。深さは最深2メートルにもなり、水球もできます。
班員は、男子13名女子5名マネージャー6名の24名で、5月～10月までは学校のプールを使用し、冬の間は筋トレなど陸上トレーニングを中心に活動しています。日々の練習メニューはすべて班員が考えており、それに基づいて各コースでマネージャーが指示を出すことによって、それぞれの選手が効果的に練習をしています。
班長に大切にしていることを聞きました。「人や物への感謝の気持ちを常に持ち、挨拶を大切にするという伝統を守りつつ、よりよい練習ができるように改革もしていきたい」と話してくれました。また、個人競技が多い水泳班ですが、代々応援団長を引継ぐ班員がいて、大会時の応援の要となっているそうです。
班員たちは、インターハイ出場などそれぞれが目標を持ち練習をしていました。マネージャーの細やかなサポートを受け、真剣な中にも和気あいあいと活動している姿がとても素敵でした。