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[PTA]会長挨拶(令和元年度)

2019/8/30

                                     中村 素典

日頃より父母教師の会の活動に対してご理解とご協力を賜り、本会を代表いたしまして厚く御礼申しあげます。膳所高校は昨年度(平成30年度)に創立120周年を迎え、平成29年度末の第90回選抜高校野球記念大会への野球班出場に引き続き、皆様からは多大なるご支援をいただきましたこと、心より御礼申しあげます。120周年記念事業は本校同窓会を中心とした事業ではありますが、本会も実施に向けて協力させて頂きました。11月には創立120周年記念式典が盛大に挙行され、併せて記念誌が発行されるとともに、学校の教育環境整備事業として各教室のプロジェクタと書画カメラや第二グラウンドのトレーニング設備を整備することができました。

 本会独自の活動としましては、以前より防災備蓄倉庫の設置と帰宅困難時の非常食などの備蓄に取り組んでまいりましたが、寒さ対策の毛布や、停電時の携帯電話等の充電用発電機等も追加整備させて頂き、一通りの整備が完了したと判断したことから、昨年度をもって一旦区切りをつけさせて頂くことといたしました。今年度は、暑さ対策や安全対策、子どもたちの活動支援など、以前より指摘されているその他の課題について、引き続き検討を進める予定です。また、本会の活動の一環として、毎年卒業式に合わせて発行する広報誌がございますが、この度、一昨年度発行された「膳所高PTA No.29」が滋賀県公立高校PTA連合会より最優秀賞を受賞いたしました。この場をお借りして皆様にご報告させて頂くとともに、発行を担当して頂いた当時の広報委員の皆様のご貢献に感謝いたします。

 さて、最近では、AI(人工知能)ブームの再来により、便利なサービスがどんどん増えてくる一方で、多くの仕事が機械に奪われていくと危惧する声が多く聞かれるようになりました。コスト削減のために機械化が避けられないという側面はありますが、ほとんどの場合、行われていることは収集・蓄積された大量の情報から共通する特徴を見つけ標準的な状況において画一的な対応をする、といういわゆるマニュアル化です。マニュアル化されたものは人間味がなくて面白くありませんし、機械の要求に人間が合わせるという、つまらない窮屈な社会に向かっているようにも感じます。しかし、状況や相手の気持ちを様々な角度から理解し、想像力を最大限に働かせて対応・表現する、という人間の能力はまだまだ機械に取って代わられるものではありません。それぞれの個性や得意分野を伸ばし協力しあうことで、より大きな問題の解決にもつながるはずです。こういった能力こそ、一番の成長期である学生時代に時間をかけて伸ばしていく必要があり、「文武両道」の膳所高校という環境の中で、将来に必要とされる能力を引き出すきっかけとなる豊富な経験をできるだけ多く積んで欲しいと願っています。そのサポートをするのが父母教師の会の役割ではないかと思います。

私たち父母教師の会は、これからも先生方と連携・協力しながら子どもたちの成長に向けた支援に努めてまいりたい と思いますので、引き続きお力添えの程、どうぞよろしくお願いいたします。

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