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[PTA]班活動におじゃましますー物理地学班ー

2020/10/16

現在、物理地学班には1年生3名、2年生1名、3年生15名が在籍しています。毎年、新年度の勧誘は特に実施しておらず、人数は年によりさまざまです。今年は3年生を中心に活動していますが、年度途中や2年生になってから入班・兼班する生徒も毎年多いそうです。

現在の活動は、平日の放課後に物理室で、主に物理の研究と天体観測をしています。毎年の活動内容はその年ごとに生徒が興味のある内容を相談しながら活動内容を決めているそうです。

最近の研究テーマは「筋交いの耐震効果の比較~形状・組み合わせを変えて」です。振動台に建築モデルを設置し、振動を加え変位を測定します。実験機材も自分達で考案し、製作しているとのことでした。難解なテーマについて分かり易く説明してくれる生徒や、「実験する上で大切にしていることは、実験の再現性です」と言葉を選びながら話してくれる生徒たちの真剣な表情に、研究に対する真摯な姿勢を感じました。顧問の先生も研究テーマを一時期だけのものにせず、先輩から引き継いだものに研究を重ねて、数年かけてよりよいものが出来るとおっしゃっていました。

天体観測については、「月が綺麗、月を観た時は感動しました」と話してくれた生徒たちの天体観測室での活気が目に浮かびます。また、ある生徒は「土星に輪っかがあることは知っていたけれど、実際に土星の輪が観えた時には、自分たちは宇宙の中に存在しているのだと実感しました」と話してくれました。

毎年、春と秋に滋賀県高等学校総合文化祭自然科学部の大会で研究発表があります。第63回滋賀県学生科学賞県展(令和元年10月27日)においても佳作と学校賞を受賞しています。今年は高知で行われる全国高校総合文化祭に滋賀県代表として出場する予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の影響によりWebでの参加になりました。

私たちが退出する際に先生と生徒のやり取りが漏れ聞こえてきました。「この後、発表準備はどうする」と先生に聞かれた生徒たちが「やりたい、やりたい」と答えると先生は物理準備室にすっと戻られ、生徒たちだけでWeb発表に向けて練習を始めていました。こんな場面にも生徒の自主性と先生との信頼関係が見てとれました。

今回の取材を通じて、「物理が好きなのは勿論だけど、みんなで活動すること自体に楽しみがあり、自由にやりたいことが出来るのがこの物理地学班の魅力です」との生徒の発言にその場にいる生徒全員が深く頷いていたのが印象的でした。今後、ますますの活躍を期待しています。(写真で持っている賞状は第63回~佳作と学校賞を受賞したものです。)

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