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[PTA]班活動におじゃまします―陸上競技班-

2020/10/23

“Where there’s a will, there’s a way”「意志有るところに道有り」

 かの有名なリンカーンも用いたことわざですが、 陸上班のスローガンのひとつでもあります。一般的には、強い気持ちで努力し本気で取り組むことにより、自分を成長させ次への道が拓けていくということですが、班員たちはどのように捉えていたのでしょうか。

 陸上班は毎年60名を超す大所帯で、今年度は1年生21名、2年生24名、3年生17名が在籍しています。 種目はスプリント(短距離)・ハードル・ミドルロングウォーク(中長距離・競歩)・スロー(投てき)・ジャンプ(跳躍)の5つに分かれ、日々それぞれのメニューに励んでいます。

取材をして非常に印象的だったのが、走ることを純粋に楽しみつつ、自己と向き合う姿でした。陸上というスポーツはタイム・距離・高さを競い、それは結果的に他者との比較であるものの根本的には「自己との闘い」であると、顧問の先生は折に触れ指導されています。「練習の効果はすぐ現れるとは限らないが、本気で頑張っていればある日突如として現れることがある。やっかいなのは真剣に取り組んだ効果ほどすぐには出にくい。その結果楽なほうへ流れてしまう。そのときと、指導内容は身体の動きだけでなくメンタル面にも及びます。ここで非常に膳所高らしいと感じたのは、答えは与えられないことも多いということです。班員たちは、どのような考えを持ってどのようにするかを日々の練習と試合の中で、自分自身で、または仲間たちからも学んでいきます。
過酷な練習と勉強の両立を目指すのが大変なことは、言わずもがなですが、キャプテンの「仲が良く、お互いにアドバイスができる雰囲気、全学年が対等に話しあえるチーム作りをしてきた。練習だけでなく勉強方法も気軽に聞いてほしい」 」という言葉からもわかるように仲間同士支えあっていることがうかがえます。「陸上は競技的には個人種目だが皆で高めあえることが魅力。勉強も忙しいが 皆が部活にも真剣に打ち込んでいる。結果は自己責任だが、頑張れば結果が出る。やったぶんだけ努力が目に見える形で現れるところが良い。練習は終始しんどいが、仲間と一緒に乗り越えた時に得られる達成感が辛い練習より勝っており、何にも代え難い。仲間は良きライバル。負けずに良い記録を出したいと思うし、仲間が頑張っているから自分も頑張れる。大切な存在」とも語ってくれました。

取材日はコロナ禍で班活動が制限される中久しぶりに全学年が集まれた、ほとんどの3年生にとって下級生からは熱い気持ちのこもった送別の言葉に続いて手作りマスク(ユニフォームとそっくりな赤地に「膳所」の刺しゅう入り!)が贈られました。別れを惜しむ姿と、先輩からのバトンを引き継ぎ、新たな膳所陸上班を作り上げていこうという1・2年生達の頼もしさを感じる、素晴らしい送別の場に同席することができました。

「目指せ8位入賞!! 頑張れZEZERIKU!!」

 

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