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[PTA]1年学年別研修会

2020/11/26

8月29日(土)、大津市生涯学習センターで第1学年PTA研修会が開催され、150名の保護者が参加しました。PTA会長と校長先生の挨拶に続き、学年主任の先生と進路指導課長の先生のお話、そして関西医科大学附属病院総合診療科の西山順滋先生の講演を聴講しました。

学年主任の先生からは「生徒の現状と今後の高校生活について」のお話がありました。7月末に生徒に行ったアンケートでは、新型コロナウイルス対策で色々と制限された中であるにも関わらず、「学校生活に満足している」「充実感がある」と答えた生徒が多くいたということでした。進路については、「どのように決めてよいかわからない」「家族とほとんど話し合ったことがない」と答えた生徒が一定数いたので、文理選択も踏まえて家庭でも話し合いをしてほしいとのことでした。

続いて進路指導課の先生からは「今後の進路を考えるにあたって」のお話を伺いました。生徒たちには3年間で自分なりの価値観や行動規範を獲得してほしいと話され、進路指導では、要領よく大学に合格できる方法を指導するのではなく、自分自身で進むべき道を見つけられるように指導していきたいとのことでした。そして保護者には「干渉しすぎない」「子どもの価値観を尊重する」「子どもの頑張りを認める」ことを心がけるよう話されました。

最後に、膳所高卒業生でもある西山先生より、診療内科医の立場から「思春期の子どもたちとの付き合い方 withコロナ」というテーマでご講演いただきました。内容は「思春期にみられる心身症、心身症にならないために、思春期の子どもたちとの付き合い方」と大きく3つに分けてお話していただきました。心身症にならないために、「ストレスを溜め込まない」「生活リズムを崩さない」「一人で悩まない」ことを挙げられました。また、コロナ禍の現状についても言及され、社会的孤立と孤独感が青少年の精神的健康に及ぼす影響について説明されました。そして、親にできることは、「いつもと違うことに気づく」「生活リズムの変化に目を配る」「食事と運動の管理」「家族で話す時間を作る」などで、この年齢では親の役割は20%程度であるということでした。親の失敗や挫折体験を話し、どのように乗り越えたか、誰に相談したかを話すことも大切だと教えていただきました。

高校生の子どもに対する向き合い方、そして親としてできることを考える良い機会となり、有意義な時間を過ごすことができました。

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滋賀県立膳所高等学校