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[PTA]第2年学年PTA研修会

2021/3/16

子どもを信頼し、信頼される“親”“教師”に~第2学年PTA研修会~

1月23日(土)にピアザ淡海にて、第2学年PTA学年別研修会が開催されました。新型コロナウィルスの感染拡大防止対策のためクラス別の2部制とし、合わせて158人が参加しました。

開会挨拶では、PTAの山田会長より「高校生活の最終学年を充実させるとともに、共通テストの最新データから新たな入試の動向と心構えを学びましょう」と研修の目的について話がありました。

続いて、校長の橿原先生より「思考力・判断力・表現力を問う共通テストに戸惑う生徒も多いと思いますが、これらの力こそ探究活動に重きを置いてきた膳所高生が身に付けてきた力」だと、力強く述べられました。

研修会では、はじめに学年主任の樋上先生より「2年生の現状について」をテーマに、ご報告いただきました。

まず、生徒のアンケート結果から、次の5つが報告されました。

1.学校生活の「満足度」は1年生の時よりも上昇し、その理由は「友人が増えた」「班活動が充実している」ことが挙げられている。

2.学校生活が「余裕である」と答える生徒が多数いる一方、「つらくしんどい」という生徒も少数ながら増えていて、学校としても注視している。

3.「現在の気持ち」では、主体的に勉強に取り組んでいる生徒が増えていて、3年生になれば自然にやる気が伸びていく傾向にある。

4.注目すべきは「悩みを打ち明けられる人」が「いない」という生徒が約1割いること。さらに、「打ち明けられる人」のトップが「友人」で、「親」や「教師」と答える生徒は少ない。そのため、先生からは教師が悩みを打ち明けられる対象となるように努力したいというお言葉がありました。

5.平日のSNS利用時間が「2時間半以上」の生徒が増えているので、親としても注意していただきたい。

最後に、「子供が冷静な判断力を養えるように、周囲への目配り・気配りや提出物の期限や時間を守るよう、親が常々注意していくことが大切」だと強調されました。

続いて研修会の後半は、進路指導課の平井先生より「大学入試の現状と保護者としての心構え」をテーマにご報告いただきました。

18歳人口が減少し、受験人口はピーク時(1992年)の約半分に。国公立大学の一般選抜志願者数も20年前と比べて10万人減少していますが、難関国立大学の志願者数は横ばいの状況。昨年度、地方の国公立大学は志願者数が大幅に減少しましたが、今年度はコロナの影響で地元志向が強まるとも。この傾向は私立大学も同じだそうです。

教育・入試改革で共通テストは難しくなることが予想されたものの、膳所高生の平均点は例年並みで「心配する必要はない」とキッパリおっしゃいました。

膳所高校の進路指導の理念は「高い志を持つ」ことで、

1.充実した学校生活を送る。

2.授業や定期考査を大切にする。

3.依存しすぎない(適度な孤独の保証)。

4.あきらめない(夢で終わらず志まで高める)。

の4点についてお話しされ、志望校に合格することは人生における単なる通過点であり、「背伸びしないと見られない景色がある」と強調されました。

保護者としての心構えは、

1.干渉しすぎない(見守る)。

2.子どもの価値観を尊重する。

3.子どもの頑張りを認める。

4.体調管理と食生活(生活リズムへの目配り)。

の4つで、何よりも子どもを信頼し保護者がムリをしないことだと強調されていました。

そして最後に、「膳所高校を信頼して下さい」と、力強い言葉をもって締めくくられました。

閉会にあたり、司会者より「進路指導が大学の行き先だけでなく、人としての生き方を指導していただけるようにお願いいたします」とまとめられ、研修会を終了しました。

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