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[PTA]男子ソフトテニス班

2021/10/8

ペアと協力して粘り強く

男子ソフトテニス班は、大会が中止になった昨年を除いて、今年で5年連続近畿大会に出場を決めました。班長中心に時間を区切ってメニューを変え、班員全員で「ファイトー」と声を掛け合いながらの活発な練習風景が印象的でした。入班希望の1年生に1対1で基礎練習を指導するなど、細かいところにも気配りしながら班全体を引き上げていこうとする姿に目を引かれました。

強さの秘訣を探るべく、普段どのように指導されているのか顧問の先生にお聞きしたところ、「練習メニューを決めることを含め、主体的に動くのが生徒で、環境を整えるのが顧問です」という意外な答えが返ってきました。班員は2年生15人、1年生4人の計19人ですが、班長を中心に、練習メニューその他すべてを主体的に決めていくのが伝統的なスタイルなのだそうです。「私のすることは、やりすぎないように注意することですね」とおっしゃいながら、先生は熱中症対策のため、ブルーシートを木の枝にくくりつけて日陰を作ったり、ミスト付き扇風機を用意したりと生徒たちへの細やかな心遣いをなさっていました。

普段の練習について班員に尋ねると「中学では練習は先生が決めて、僕たちは教えてもらう立場だった。でも高校では自分たちでやらないと、と思うと、色々と観察するようになったし、アイデアも出るようになった」との答えが。経験者が多いこともありますが、練習メニューのアイデアを普段から出し合っているからこその言葉だと思いました。

班のプレースタイルは、とにかく粘り強くプレーすることです。『負けるもんか』という根性と、『結果は後からついてくる』という精神が代々受け継がれているのです。さらに、ソフトテニスでは試合がダブルスで行われるため、ペアとの協力が欠かせません。このことは、「ペアと協力してがんばって点を取りに行くところが楽しい」と語ってくれた班長の言葉によく表れています。

普段はクレー(土)コートとオムニ(人工芝)コート合わせて3面を男女ソフトテニス班で使っていますが、硬式テニス班がオフの日などは全部で9面のコートが使えるため、練習試合がしやすいなど、恵まれた環境にあります。これだけのコート数を持つ高校は県内随一で、全国でも稀なのだそうです。

班の雰囲気を班員に尋ねると、「仲間を大切にしている」「とにかく個性豊か」「メリハリがある」など、楽しい雰囲気が伝わってくる言葉が次々と飛び出しました。それらに混じって「コートを全部オムニコートにして」「ボールを増やして」などの、自分たちで練習をこなしているからこその要望も。恵まれた環境もさることながら、班員同士の信頼と協力に裏打ちされた「粘り強い」プレースタイルと、班員一人ひとりの主体性が、何よりの強さの秘訣なのだと実感しました。

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