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[PTA]文芸班

2021/10/8

文芸班とはどんな班でしょうか。あまり知られていない文芸班の奥深い世界を取材しました。取材では、6人が「選択教室1B」に集まってくれ、湖風祭で発行した文集2冊と定期刊1冊を見せてくれました。

現在班員は、3年生11人、2年生4人、1年生1人の計16人で、男女一緒に活動しています。班員には、「暁 陣ノ祐」「氷燭 灯」「紅掛 シロ」「胡坐亭与太」「ネコマノカリス」など一人一人ペンネームがあります。

活動内容は、班員一人一人が、小説、絵、短歌、英文の詩、漫画などを作り、その作品を持ちより、定期にまた臨時に冊子にまとめて発行しています。

定期刊は、学期毎の「B5版」と卒業記念誌(『未明』)の年4回発行され、その他に特別号も発行されます。製本した冊子は、職員室と図書室の入口に平積みにして置かれ、自由に持ち帰って読むことができます。2021年度の湖風祭では、『B5判 湖風祭特別再録号』『B5判 湖風祭特別企画号』の2刊を発行しました。湖風祭に特別号を二冊同時発行というのは、はじめての試みです。『再録号』は、2019年以降の作品から選抜された文集で、『企画号』は、作品に「校内の2箇所」というお題を与え、リレーしていく短編小説集です。最初は「選択教室1B」→「体育館」を使った小説、次は「体育館」→「生物室」、というようにリレーしていきます。総勢8人が参加した面白い企画です。

昨年のハロウィンの時期には、名前を伏せて作品を出し合い、誰のものか当てるというゲームを校内で行いました。文体や作

風で意外と誰のものか分かり、盛り上がったそうです。普段は一人一人が好きな時間好きな場所で創作活動をしています。班員同士のコミュニケーションは、今どきの学生らしく、LINEグループで行っています。作品を集めて文集にするとき、印刷・製本をするために学校に集まります。夏期休暇中もそれぞれ自宅で作品作りをします。Keep distance を無理なく実現できる、希少な班と言えるかもしれません。

班活動のモットーは、「好きなものを、好きなときに、好きなだけ書く」。とてもゆるい集まりで、意欲のある人から、ほとんど書かない人までいろいろいて、他の人に推敲してもらうこともあまりなく、のびのびと創作しています。

3年生も、3月の卒業記念刊に作品を載せるため、他の班なら引退の時期にあたる7月を過ぎても創作活動を続けています。文芸班に入る特典として、過去の文芸班の作品を読むことができます。

校外活動としては年に2回、県の総合文化祭に参加します。コンクールがあって、部誌の出来で順位がつきます。また、他校生と作品の感想を共有して、仲良くなったりしています。

作品を読んでみると、ジャンルは、恋愛もの、冒険もの、時代もの、サスペンス調などさまざまです。連載もあります。同性愛者のエイプリルフールのひとコマ、悪魔と契約して自分をいじめた同級生に復讐する話など、本当に自由です。文章は荒削りな印象を受けますが、小説家の卵たちの若いパワーを感じました。各作品のあとがきでは、等身大の高校生の一面が見えて、また楽しめました。

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滋賀県立膳所高等学校