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[PTA]かるた班

2021/11/30

 小倉百人一首の巻頭歌が天智天皇の作品であることから、天智天皇を祭神とする近江神宮は「かるたの聖地」と呼ばれ、毎年高校選手権大会が行われています。例年 地元強豪校と目される膳所高校かるた班は、今年も全国制覇を目指して日々の練習に励んでいます。漫画「ちはやふる」の実写映画化の影響もあり班員数が増え、現在 2 年生 20 名、 1 年生 10 名が在籍しています。日々の活動は、月曜日から金曜日の放課後にセミナーハウスの 2 階で行っています。

 静けさの中、札が詠まれると、「バシーン」と畳を叩く音が響き渡ります。 時にはかるたの札が遠くに激しく飛んでいくこともあります。顧問の先生によると、競技かるたは細かい戦略 を練って試合に臨むそうです。自陣の札の置き方や相手にどんな札を送るかなど緻 密なヘッドワークもあり、それを計算しながら競技を進めます。瞬発力、集中力、記憶力に加え相手との駆け引きもあって、一瞬の指先にかける「競技かるた」の奥深い世界に思わず引き込まれました。

 班長は「膳所高校かるた班は伝統のある班なので、伝統を引き継ぎつつ、それを越えていけるようにがんばりたい」と力強く話してくれました。班員からは「 団体戦で掛け声をかけて戦う時のチームの一体感が気持ち良い」、「集中力が増した」、「班 の雰囲気が良く友達ができた」など、入班して高校生活がさらに充実したとうかがえる言葉が次々と出てきました 。自宅に帰ってからも札を取りに行く払い練や体重を前にして構える自己練習も欠かしません。

 中腰の姿勢で腰が痛くなったり、足が痺れたりすることはないのかと質問したところ、膝に重心を置いてバランスを取っているので、 1 日 3 試合ぐらいすると正座が出来ないぐらいに痛くなるそうで「初めのうちは 1 試合でも疲れるが、何度も練習試合をしていると慣れてきて、何試合もできるようになります」また、「体の痛みや疲れより頭がぼーっとする方が辛い」と 2 年生が経験談を話してくれました。それぐらい集中力が必要な競技なのだと思いました。

全国制覇を目指して明るく元気に活動しているかるた班の皆さんに「頑張れー」と思わず声援を送りたくなりました。あなたも競技かるたに青春をかけてみませんか。

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滋賀県立膳所高等学校