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[PTA]1年学年別研修会

2021/11/30

 8 月末、ピアザホールにて実施を予定していた第1 学年PTA 研修会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためPTA 研修会としては初となるWeb 配信の形で行われました。9 月13 日から30 日までの配信となり、約160 名が視聴しました。冨江校長からは「高校生の“今”でしかできないことがある。今を大切にしてほしい」また「夢を大切にしてほしい。将来ありたい姿について考えてほしい」というお話がありました。学年主任の牧先生からの「がんばること、背伸びすることは大切。ただ、無理をさせないことはもっと大切」とのお言葉に、保護者として見守ることの重要さを感じさせられました。

 進路指導課の平井先生は、パリ市旗の言葉『たゆたえども沈まず』や絵本作家・五味太郎氏の言葉『じょうぶな頭とかしこい体』などを引用しながら、進路指導の考え方をわかりやすく説明されました。自分なりの価値観や行動規範を獲得するためには、「多様な価値観に触れ、感じること」「孤独でいる時間を大切にすること」が必要と話されました。保護者として心がけることは「干渉しすぎない」「子どもの価値観を尊重する」「子どもの頑張りを認める」「体調管理と食生活」とのアドバイスをいただきました。

 続いて、心療内科医の西山先生の講演です。本校の卒業生でもある西山先生には10 年以上前からこの時期に1 年生PTA 向けに講演をしていただいています。「思春期に見られる心身症」「心身症にならないために」「思春期の子どもたちとの付き合い方」について講演してくださいました。なにか症状が起こったときは「人に頼ること」が大事で、SOS を出せる場所や人をたくさん作っておくこと、ギブアップできることが大切だと話されました。また、心身症にならないためには、ストレスを溜め込まないこと、生活リズムを崩さないように心がけてほしいとのことでした。「高校生になると、保護者の役割は20%程度しかありません。子どもは飛び立つ準備をしています。でもまだ飛び立てないので安心できる巣が必要です。彼らが安心でき、いつでも戻ってこれる巣を作りましょう」と講演を締めくくられました。保護者のできることはたった20%。干渉しすぎないように、20%の範囲でできることをしっかりとしていこうと改めて子どもとの接し方について考える機会となりました。

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滋賀県立膳所高等学校