2024/11/18
2024/11/5
2023/9/26
「圧巻で、かっこ良すぎて、目と耳ばっしばしでした。本当にすごかったです!!」
「初めて生で聴くジャズが山中さんのジャズで良かったと心から思います」
9月7日(木)、ニューヨークを拠点に世界で活躍されている、日本を代表するジャズ・ピアニスト山中千尋さんと、畠山令さん(ベース)、橋本現輝さん(ドラム)をお招きし、今年度の芸術鑑賞会を滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで開きました。司会は、現在びわ湖ホールに勤務されている本校OBの有田淳さんにお願いしました。
第Ⅰ部、圧倒的なサウンドが一気に響き渡りました。アグレッシブで繊細なピアノ、ベースとドラムとのセッション。数々のオリジナル曲と劇的にアレンジされたボサノバや歌謡曲、尊敬するミュージシャンや海外での様々なご経験などのお話を交え、聴衆を魅了していきました。
第Ⅱ部の前半は生徒との「交流演奏」。合唱班、吹奏楽班、そして全校公募に応じたソロのサックスと歌唱による計4組が共演しました。夏休み中にSNSを通して練習の様子を山中さんに見て頂き、アドバイスを受けてこの本番に臨みました。当日の短い時間のリハーサルでも、山中さんの指導で生徒の演奏が一気に変わりました。本番では、ソロやサックスとドラムの掛け合い、山中さんたちの伴奏で校歌を全校生徒で唄う(Jazzバージョン)など、次々とサプライズが起こりました。
『Today Is Another Day』…Ⅱ部の後半で演奏されたこの曲は、山中さんがニューヨークで出会った7歳の女の子とのエピソードから書かれたもの。「明日ではなく、今日を最高の一日に…」というメッセージは、強く生きる人と街の情景とともに、心に届きました。故郷へのリスペクト『八木節』は聴衆の手拍子とともにラストを飾り、万雷の拍手となりました。
ひとり一人の感想は、本物に出会い、大きく揺さぶられた感性が、言葉となりました。
ほんとうに素敵な時間と貴重な機会をくださいました山中千尋さんをはじめご協力頂いた皆さま方に、心よりお礼申しあげます。
[演奏曲]
第Ⅰ部
「インパルシブ」
「イパネマの娘」
「異邦人~Stranger~」
「SummerTime」
「To. S 」
第Ⅱ部 生徒との交流演奏
合唱班 「A Whole New World」
吹奏楽班(BigBand編成)「Take The ‘A’ Train」
榎 脩宇 (AltoSax) 「Take5」
今井琶子(Vocal) 「Let It Go」
全校生徒 「校歌」(Jazz ver.)
第Ⅲ部
「Today Is Another Day」
「枯葉」(山中さん on Bass ver.)
「八木節」
【本番の様子】
[生徒の感想]
・特に印象的だったのは皆さんが踊るように演奏されていたことです。曲のテンポや熱量、気迫、皆さんがアイコンタクトをして、指や腕の動きがどの楽器もめちゃくちゃ速く、また一つの楽器でもいろいろな音やリズムが出ていて、がっしりと芯の通った1つの曲になっていて、とてもかっこいいなと感じました。演奏者の気持ちが伝わってきて、とても楽しい幸せな時間でした。
・終わったあとも、なかなか高揚感がおさまらなかったです。本当にありがとうございました。
・山中さんの演奏するジャズはパワフルで、聴いている人に強い勇気と希望を与えるものだった。山中さんが言われた「女性らしさとは柔らかさとかいうものだけでなく、強さもある」という想いが、曲に注がれていた。
・あまりの楽しさに感動しました。演奏の指さばきまではっきりと見えたので、いかにすごい演奏をされているのかがよく分かりました。ジャズはずっと落ち着いた感じの音楽だと思っていましたが、そんなことはなく、情熱的でかつ繊細だということも分かりました。
・聴いた後は、目の前に存在するのが生身の人間なのだという実感でいっぱいでした。このような機会があると、生きている世界に私はいるのだと思うことができます。
・聴く前は、ジャズは私にとっては縁遠いものだと思っていましたが、心を鷲掴みされました。第Ⅱ部の生徒交流演奏では、合唱班・吹奏楽班だけでなく、1年生2人の演奏にも鳥肌が立つくらい感動しました。全校生徒の前であれほど生き生きと演奏したり歌ったりする姿にとても勇気をもらえました。今回の芸術鑑賞でジャズって、音楽っていいなと感じました。
・山中さんたちの演奏は圧巻で、とても幸せでした。ピアノはもちろん、ベース、ドラムが曲を支えていて、聴いていて本当に心地良かった。コンサートではソロが終わったら拍手を送るというのを知って、お客さんも一体となって、一つのコンサートができているというのがとても良いなと思った。
・ピアノとベースとドラムの3つの楽器で、吹奏楽の演奏と比べるとかなり少ない印象を受けた、しかし、いざ始まってみると迫力と熱量がとても感じられて、物足りないどころか、満足感でいっぱいの鑑賞会だった。一曲一曲にエピソードがあって、それを踏まえて聴くと、より山中さんの世界観に入りこんでいる気がして、もっと聴いていたいなと感じた。
・曲の合間の山中さんのお話はとても興味深かったです。世界各地でのエピソードを聞いてから音楽を聴くことで、音楽を通じて世界とのつながりを感じることができました。『Today Is Another Day』はニューヨークの街並みがまざまざと思い浮かぶようでとても素敵でかっこいい曲でした!
・激しく情熱的なジャズがとても新鮮で、エキサイティングで、とても楽しかったです。また、膳所高生とのコラボ演奏では、「こんなに凄い人たちがいるのか」と感動させられて、それと同時に、こんな大舞台で演奏できたら絶対気持ちいいだろうなとうらやましく思いました。山中千尋トリオのみなさんに演奏していただいたこと、膳所高生のみんなが勇気を持って発表してくれたことに感謝したいです。
・日本の曲も山中さんのアレンジで完全にジャズになっていてすごかった。曲中に元の音やリズムが散らばっていて、元の曲も大事にされているんだなと感じた。曲の間の山中さんのお話が面白く、手拍子など自分も参加できるパートもあったので最後まで楽しめた。Youtubeなどで聞くのとは違って、生演奏では手元や表情を見られるうえ、拍手で演奏者とコミュニケーションが取れるのが面白かった。
・今回、はじめて本格的なジャズを聞いたのですが、即興で弾くことで、その時だけの、1回きりの音楽なんだなと思いました。
・激しい音に様々な思いを感じたり、穏やかな音に聴き入ったり、知っている曲が演奏されると、その面白さは何倍にもなった。原曲よりも感情がこめられているのではないかと思うほど、その演奏に感動した。最後の膳所高の女の子とのコラボは恰好良かった。鳥肌が立って、もはや鳥になりそうだった。
・みんなで校歌を歌ったのは、今まで歌った中でいちばん楽しかったです。
・私はクラッシックをずっと弾いてきたのですが、同じピアノでもこんなにも表現の仕方が違うのかと驚きました。いかに楽譜通りに上手に弾けるかということに重きを置いてきましたが、ジャズは自由度が高く、テーマあるもののアレンジや即興が多く、そこがとても魅力的だと思いました。
外国でも演奏をしておられたと聞いて、音楽はやっぱりどこにいてもどんな人でも共通のものなのだと改めて実感しました。私は将来、医師になる夢があります。そして、ピアノも大好きです。いつか、病気で苦しんでいる人に医療的な助けだけでなく、音楽でも救うことができるような医師になりたいです。今回の演奏会でそう強く決心できました。本当に素晴らしい演奏でした。
・本当に、贅沢な時間でした。ピアノがあんなに色んな音を出せるとは思わなかったし、山中さんの手の動きが凄すぎて終始見入ってしまいました。お三方が楽しそうに演奏している姿を見て私もとても楽しめました。また、海外のエピソードトークもとても興味深く、大学で留学しようと思っている私にとっては、海外に行きたいという気持ちが強くなりました!
・正直、今までの芸術鑑賞会の中で一番面白かったです。
・合唱班としてリハーサルからお世話になりました。アカペラや普段のピアノ伴奏では感じられない壮大さと勢いがあって、自分の歌声や合唱に新たな魅力を見つけられたように思います。御三方それぞれが唯一性のある素晴らしい演奏をされ、お互いをひきたてあうセッションで、この演奏会に参加出来たことを心から光栄に感じました。今回の経験を踏まえて自らの表現の幅を広げていきたいと強く思いました。
・私は吹奏楽部に所属しています。山中さんたちが思いっきり身体で音楽を表現している様子を見て、音楽を聴いてくださっている人にもっと自分の思いを伝えられるようになりたいと思いました。ジャズにも興味が出てきたので山中さんが出されているCDも聴いてみたいと思います。
・かっこいい伴奏と一緒に県でいちばん大きなホールで歌えて、一生の思い出になりました。あれからたくさんの人から感想をいただいて、とても嬉しいです。音楽が好き!歌いたい!という純粋な気持ちが大事なんだと改めて気付かされました。この気持ちを忘れずに、今後の人生でも音楽に触れて楽しんで生きていきたいです!
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【生徒との「交流演奏」リハーサルの様子】