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[SSH]サイエンスプロジェクト「広島・九州研修」

2023/3/24

3月16日(木)~17日(金)、県内の連携校を含めた7校29人のサイエンスプロジェクトメンバーでマツダ本社(広島)、九州大学を訪問し、研修を行いました。

・1日目PM「マツダ本社 講義・工場見学」
 広島県にある「マツダ株式会社 本社」を訪問しました。講義では、カーボンニュートラルに向けたマツダの取り組みについてお話いただき、その後、マツダミュージアムおよび工場において研修しました。自動車の製作から廃棄・リサイクルまでの全ての工程でのCO2排出量実質0を目指すとともに、安全性能を高め、利用者の感性に働きかけるデザインを追究するマツダの取り組みについて学び、生徒たちは大いに刺激を受けたようでした。本研修の実施にあたっては、パワートレイン開発本部 パワートレイン技術開発部 部長 片岡一司様にお世話になりました。
 【講義】
講師:マツダ株式会社 技術研究所 次世代パワーソース研究部門 市川和男 様
講義題:クルマのカーボンニュートラル

・1日目夜「OB講演会」
 マツダでの研修終了後、博多へと移動し、この日宿泊するホテルの一室にて、膳所高校の卒業生である、海洋研究開発機構 中島悠様にご講義いただきました。遺伝子解析を用いた新たな微生物の発見に関する研究についてお話いただき、その中で遺伝子解析において数学の知識やデータサイエンスの手法を用いるというお話がありました。本プロジェクトにおいてデータサイエンスについても学んできましたが、実際に生物学分野で活用されている事例を知り、これまでの学びをより深めることができました。また、講義後には、虎姫高校、守山高校の研究グループが英語で研究発表を行い、指導助言をいただきました。
 【講義】
講師:国立研究開発法人 海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 中島悠 様
講義題:新規・未知微生物に”光”を当てる-網羅的な遺伝子解析で探る微生物の光利用戦略-
 【研究発表】
1.Validation of how to increase aggregating of metal ions with polyglutamic acid(虎姫高校)
2.Research on Medical Sealants Derived from Black Bass :In Order to Utilize Black Bass, An Alien Species in Lake Biwa(守山高校)

・2日目AM「特別講義」
 九州大学を訪問し、理学研究院 佐々木江理子先生にご講義いただきました。シロイヌナズナを例に、植物が冬を越えて春の適切な時期に開花するために、その地域の冬の長さを遺伝的に記憶している、そのメカニズムやそれを解明するために行った研究について学びました。講義の終わりには、多くの質問が出ましたが、佐々木先生には一つ一つに丁寧にご回答いただきました。講義終了後、前日のOB講演会でお世話になった中島様、本校卒業生で現九州大学・学部生2人と合流し、キャンパス内を案内していただきました。大学での生活や研究についてもお話をうかがいました。
 【講義】
講師:九州大学大学院 理学研究院 生物科学部門 佐々木江理子 先生
講義題:植物の記憶と進化

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滋賀県立膳所高等学校