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ハリーメッセル国際科学学校に参加して

2022/8/5

「オーストラリア科学奨学生」は、オーストラリアのシドニー大学内物理学財団が同大学内において夏期に2週間、隔年実施で開催する「高校生のための国際科学学校(ハリー・メッセル国際科学学校)」に参加することによって、最新の科学知識に関する講義を受け、また、他国からの参加高校生との交流を深めることを目的に派遣される奨学生です。
 7月2日(土)から10日(日)に、オンラインではありましたが、オーストラリア、中国、ニュージーランド、アメリカ及び日本の中等教育施設の在学者、約150名を対象に開催されました。
 以下は、文部科学省による選考によって選ばれた日本からの参加者10人のうちの1人として参加した、本校2年生井上遙くんの報告です。

『私は、高度な科学知識やコミュニケーション能力を身に付けたり、他の国の人々の科学に対する向き合い方について知りたいと考え、このプログラムに参加しました。
オンラインではありましたが、主にLecture、Workshop、Lab Tour、Alumni Panelの4つのセッションを行いました。新型の電波望遠鏡による観測プロジェクト、マイクロプラスチックによる環境問題の解決や、AIの発達と科学倫理などの様々な分野について学びました。講義の内容はどれも最先端の研究についてで、どれも興味深く、知らないことばかりでした。そのためか、講義の後には何百もの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。
   アメリカやオーストラリアの学生は、どのようなトピックでも、意見や質問を出し続けることができていました。彼らは日頃からあらゆる事柄に対して興味、関心を抱き、幅広い知識を得ているからこそ、少し難しい講義の内容や、実験の指示であっても理解したり、すかさず質問したりすることができるのだと感じました。科学に対する向き合い方について彼らから学びました。
   このプログラムでの経験や学んだことを今後に生かしていくためにも日々の勉強を中身の濃いものにすることが重要だと考えました。』

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滋賀県立膳所高等学校