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[PTA]保護者からみた湖風祭4

2016/9/7

ZのハートにREVOLUTION~膳人未踏の湖風祭へ~ 7月13日(水)第四日目

湖風祭4日目は傘が役に立たないほどのどしゃ降りの雨。残念ながら公開なしの「雨バージョン」で行われることとなりました。

学校に着くと総務部の生徒達が会議の真っ最中。競技開始の1時間以上も前に登校し、急な対応に追われていたそうです。彼らの湖風祭4日目はもう既に始まっていました。

体育館では、大縄飛びが行われようとしていました。場所の都合上、11ブロックを3つに分けて実施されました。開始時間までにはまだ少し間がありましたが、体育館は既に熱気でいっぱい。あちこちで円陣を組んで気合いをいれたり、入念にウオーミングアップをする姿が見られました。競技が始まると体育館の中は更にヒートアップ。それぞれのブロック旗が揺れる中、応援や歓声が響き渡り、回数を数える声がかき消されてしまうほどでした。なかなか回数が伸びないクラス、回を重ねるごとにどんどんテンポがよくなり、40回にまで到達したクラス。結果は様々でしたが、終わった時にはどの顔も満足感でいっぱいでした。

大縄飛びの興奮も冷めやらぬ中、次は障害物競走です。こちらは各ブロックの出場者のみ体育館に集まり、大縄跳び同様3回に分けてレースが行われました。自分のブロックの応援がないので少し淋しいかなと思いきや、待っている生徒たちがにわか作りの応援団に。ブロックの垣根を越えて皆で盛り上げます。特に、どのレースも最終ランナーには体育館中の全ての声援が送られました。勢い余って飴の入った粉ごと頭からかぶり、総務部の生徒から大目玉をくらったり、ラムネの瓶が割れて、コースの変更を余儀なくされたり・・・教室で待機している生徒の分まで大いに盛り上がりました。

一方この頃、体育館の入り口ではパソコンに向かう数名の姿が。解団式に間に合わせようと懸命に得点の集計を行う総務部の生徒達でした。こんなところにも、湖風祭を陰で支える仲間の姿を垣間見ることができました。

得点の集計も終わり、成績発表です。こちらはブロックごとに体育館や武道場など6か所に分かれて行われました。ブロック名が呼ばれるたびに大歓声が湧き上がり、順位を気にしながらも一喜一憂することのない彼らの姿からは、この数週間自分たちが全力で取り組んできたことに対する自信と誇りのようなものを感じました。

そしていよいよ4日間に渡って行われた湖風祭のフィナーレ、解団式です。アーティスト、ビジュアル、マス、そしてブロックの各長の挨拶では涙ながらに皆への感謝を述べる一幕も。自分の非力を詫びる彼らに対して、いつも1番近くで支えてきた仲間からは、涙で顔をくしゃくしゃにしながらねぎらいの言葉と最大級の賛辞が。そんな様子を見ながらすすり泣く声があちらこちらから聞こえ、写真を撮る私までが涙をこらえることができませんでした。まだまだ名残惜しそうな彼らでしたが、最後は全員で大きな円陣を組み、ブロック長の掛け声と共に解団!彼らの膳人未踏の湖風祭が終了しました。

思い出せばこの数週間、いつもより早い登校に合わせてお弁当を用意したり、慣れないミシンと悪戦苦闘したり、連日やってくる友人たちの世話に追われたり・・・。子どもたちに振り回されてばかりの毎日でした。でも、仲間と一緒に夢中になってひとつの事に取り組む子どもを少し羨ましく思い、自分にも同じような時があったなと懐かしむこともありました。そんな私たち保護者の湖風祭も終わってしまいました。全てが無事終わり安堵するものの、一抹の淋しさを感じている方は、私以外にもいらっしゃるのではないでしょうか。

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滋賀県立膳所高等学校