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[PTA]PTA会員研修会(京都大学訪問)報告

2024/11/29

  1010日、PTA会員研修会にて京都大学を115名で訪問しました。PTA役員経験もある中村教授のご厚意もあり、第1部は4名の本校卒業生の教授・准教授による講演・パネルディスカッション、第2部は本校卒業生の大学院生5名の方にお話を聞くことができました。

 第1部では、各キャンパスの紹介とあわせて、先生ご自身の体験、京都大学で学ぶ魅力についてお話がありました。

 「自由の学風」に象徴される学生の意思を尊重した(その分、当人に責任が発生する)学びの場の提供を大切にしていること、教員やスタッフの人数が多く手厚い研究指導が可能なこと、トップクラスの方々と一緒に学ぶ時間を過ごせることなどが語られ、大変印象的な内容でした。

 また、大学や社会で何をやりたいかをどう見つけていくのかについて、「時代の変化が激しい中、見つからないなら無理に見つける必要はない。選択が必要な時は後で変更も可能なので色々試して探るのが良いのではないか」、「18歳で何が向いているかを決めることは難しい。18歳の時の才能と25歳の時の才能はまた違う」、「勉学以外になにか夢中になれるものをひとつ見つけられるといい」等といった貴重なアドバイスをいただきました。

 第2部では大学院生各々の研究内容の紹介や、その道に進んだ経緯や今後の進路希望など勉学・研究に関することと、学生生活の様子を伺いました。

「幅広く学ぶことができ、その中から自分の研究したいことを見つけていけること」は皆さん共通の魅力として語られました。それぞれが学びの中で自分なりの選択をしながら研究を決め、それに熱心に取り組んでおられることが伝わりました。

 下宿生活と自宅通学についてもお話いただきました。自宅通学は、通学時間がかかるが家事負担がなく精神的安心を得られること、一方、下宿生活では気軽に研究室や図書館に行けるため研究に打ち込みやすいこと、友達と共に過ごす時間が長く持てること、また、日々の生活全般、引越しに関わる手続きなど自分で行うことが自身の経験になることが挙げられていました。食生活については、web情報を参考に可能な時は自炊して野菜を意識的にとっているとのことでした。

 また、受験時の保護者の接し方については、自分の意思を尊重し見守ってくれたこと、食事など体調管理への気遣いに感謝しているとのことでした。質疑応答の中では、「経済的支援や見守りに加えて、社会人の先輩として自分の仕事や業界の話など聞かせてくれたら嬉しい」との意見が出ました。

 講演会後には、秋晴れの中、歴史ある吉田キャンパス内を自由に散策しました。その後、近隣の4大学と京大熊野寮をバスで巡った後、帰途につきました。

 教員・学生の本音を通じて、公式行事ではなかなかうかがい知れない京都大学の魅力を知れる有意義な研修会となりました。このような貴重な機会を与えてくださり関係者各位にお礼を申し上げます。

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