2024/11/18
2024/11/5
2024/10/16
今年の体育祭は、熱中症対策のため滋賀ダイハツアリーナでの開催となりました。冷房の効いた館内ですが、朝から子どもたちの熱気であふれていました。団旗を持ったブロック長が登場すると、会場は歓声と拍手に包まれ、まるでプロスポーツの会場のようです。ブロック長代表により声高らかに宣誓が述べられると、ますます会場のボルテージは上がりました。
最初の種目は綱引きです。朝一番とは思えないほど、皆本気モードで勝負に挑む中、その横で団旗を振りながらブロック長が懸命に応援していました。
次は班有志対抗リレーです。ガチ部門とゆるふわ部門に分かれリレーが行われました。ガチ部門は、瞬足自慢の精鋭を送り出した班が白熱した勝負を展開させました。一方、ゆるふわ部門は、各班ならではの衣装を着た班員や、パフォーマンスを見せる班員たちが場内を沸かせました。手作りのボートに乗り込むボート班、激しい打ち合いをする剣道班、見事なラリーを見せるバドミントン班、車掌帽をつないでいく鉄道研究班などさまざまな趣向を凝らしたパフォーマンスに、場内は笑いと歓声、拍手で大いに盛り上がりました。
午前最後の種目は玉入れです。タイミングを合わせて一斉に玉を投げるブロックや、とにかくひたすら玉を投げるブロックもあり、皆、楽しそうでした。玉のカウントでは、ブロック長の投げ上げる玉に合わせて場内からも数える声が響きました。
昼休みのあと、午後一番の種目はマスゲームです。サブアリーナでは、出番を待つ子どもたちが衣装や動きなどの最終確認を念入りに行っていました。緊張感の中、お互い励まし合って円陣を組む姿も見られました。出番がきて出演者たちがメインアリーナに飛び出してくると、会場内の期待感が高まります。傘や扇子、布など小物を使った演出、衣装チェンジ、隊形移動など、どのブロックも様々な工夫が見られます。5分という時間内でそれぞれのテーマに沿った世界観を作り出していました。限られた練習時間の中で作り上げたとは思えないほど、息の合った演技に感動を覚えました。
最後の種目はブロック対抗リレーです。出場選手たちは円陣を組み気合を入れます。競技が始まるとさらに大きな歓声が響きます。高校生ならではのダイナミックな走りでカーブでは靴の摩擦音が大きく響きます。大歓声の中ゴールした走者に仲間が駆け寄り、たたえあう姿が見られました。
エンディングでは、円状に置かれた団旗の前で挨拶をするブロック長に拍手と歓声が送られました。その陰で体育祭を無事開催できたことに感極まり、涙ぐむ総務部員の姿に胸をうたれました。一日を通して実況や撮影をしていた放送班や、競技ごとに生徒誘導していた総務部の姿も見逃せません。大人が作ったものを押し付けるのではなく、生徒主体で作り上げているからこそ、みな運営に協力的で楽しめたのだと思いました。