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[PTA]班訪問~テニス班女子~

2024/9/27

 テニス班女子の公式戦を中心に取材しました。8月現在、3年生2名が引退し、2年生8名、1年生6名の14名で活動中です。活動場所は、学校から徒歩数分にある第二グラウンドです。平日の練習は2時間程度、土日はランダムで練習試合が行われます。チームの成績は昨年の秋季総体準優勝、近畿公立4位、第1回西日本公立高校テニス大会5位、今年の春季総体も準優勝でした。
 3年生2人に最も印象深い試合を尋ねると、今年1月に行われた近畿公立の兵庫県1位チームとの団体戦を挙げてくれました。試合はシングルス3本とダブルス2本で行われ、先に3本取ったチームが勝者となります。(以降シングルスはS、ダブルスはDと表記します。)

 Dの2本は1勝1敗、S1は相手にマッチポイントを握られ(6ゲームマッチ、3-5)絶体絶命、S2は善戦、S3はやや劣勢と全体的に押され気味のところで、同会場で試合があったテニス班男子が応援に駆けつけてくれました。皆の声援に後押しされながら、「S1の仕事は仲間が勝つまでは負けないこと」との監督(当時)の言葉に応えるべく、S1は何度も何度も相手のマッチポイントを凌ぎ続け、S3も踏ん張っていました。
 その後、S2が勝ち、2勝1敗とリードしたところで、S2の選手がS1のベンチコーチへ、監督(当時)がS1からS3ベンチに入りました。S2の選手が満面の笑みでS1の選手とハイタッチをした瞬間、明らかに膳所サイドの空気が変わったのを感じました。その後、S1・S3共に逆転に成功、最後はS3が持ち前の粘り強さとガッツで勝ちきり、3勝1敗(S1は打ち切り)で勝利して、ベスト4以上を確定し、2月中旬に岡山で初開催される西日本公立高校テニス大会の出場権を獲得することができました。
 毎年3年生が引退する時期になると、その学年の集大成として引退文集が作成されます。その中から新キャプテンの言葉を引用します。「試合中『膳所はみんな味方』という先輩の言葉を聞いて、お互いに勇気を与え合っているのがわかり、本当に嬉しかったです」とありました。これは春季総体でのやりとりだったようですが、最も印象深い試合として挙げてくれました。この試合もこの言葉が体現されたような「膳所のみんなで勝ち取った試合」だったと思いました。
 今年度の引退文集の表紙には、ジョン・クインシー・アダムス (第6代アメリカ合衆国大統領)の言葉「あきらめない力と忍耐力があればどんな困難も打ち破りどんな障害物も消し去るほどの魔法のような力が湧いてくる」が引用されていました。新監督の新体制の下、テニス班女子の今後のさらなる活躍を期待しています。

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