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[PTA]近畿高P連大会京都大会

2024/8/23

「第49回近畿地区高等学校PTA連合会大会京都大会参加報告」

 令和6715日(月)、「不易流行~変えてはいけないこと、変わらなくてはならないこと~」をテーマに、第49回近畿地区高等学校PTA連合会大会京都大会が国立京都国際会館にて開催されました。近畿24県から多くの参加者があり、本校からは、7名が参加しました。

 開会に先立ち、西城陽高校合唱部による歓迎アトラクションがありました。京都の魅力を美しいハーモニーで表現し、昨年インターハイで総合優勝し、今春同志社大学に進学した、男子新体操選手とのコラボレーションでは、力強い歌声で会場を盛り上げていました。

 開会式では、近畿地区高等学校PTA連合会会長から、今回のテーマに掲げた松尾芭蕉の言葉「不易流行」を引用して、未来を担う子どもたちを見守り育む不易(変えてはならないこと)と、教育環境や価値観の変化に沿って変わっていくべき流行とを大切にしていきたいとの挨拶がありました。その後、来賓祝辞、来賓紹介とセレモニーが続きました。広報誌コンクール表彰式では受賞者たちの晴れやかな笑顔が印象的でした。会場からは惜しみない拍手が送られ和やかな雰囲気に包まれました。

 休憩をはさみ、日吉ヶ丘高校ダンス部の躍動感あるダンスパフォーマンスの後、「ポストコロナ禍におけるPTA活動」と題し、事例報告がありました。PTAの在り方や持続可能な活動を模索する現状に対し、事業計画を明瞭化したり、実施したアンケートの結果に基づいて、保護者が学べる機会や子どもを支援できる環境を整備したりするなど、各校が改善に向けて試行錯誤している対応事例が紹介されました。これからの活動を考える上でたくさんの気付きを得ることができました。

 続いて、ピアニスト辻井伸行さんの母親である辻井いつ子氏より、「子どもの才能の見つけ方、伸ばし方」の記念講演がありました。伸行さんが全盲であることを知った時の絶望感や将来への不安感、自分のものさしで育児を考えていたのではないかと気づいた瞬間など、実直に今までの軌跡をお話されました。その中で深く感銘を受けたのは、子育てで迷ったときには常に自分を振り返るという言葉です。子どもの笑顔が見たい、子どもが夢中になれることを大事にしたいという普遍的な愛情を大事にし、視覚がなくても一緒に花火を見たり、桜を愛でたり、常に可能性を信じて子の気持ちに応えたいと行動されてきた姿に、育児の原点を改めて教えてもらいました。

 最後に、「不易流行~変えてはいけないこと、変わらなくてはならないこと~」のテーマを軸に、改めて家庭、学校、地域社会と連携して子どもたちの未来のために手を携える重要性を掲げた大会宣言案が読み上げられ、決議されました。「地域で子どもを育てる」という土壌が根付いている京都から、次年度の開催地である兵庫県へ思いが託され、閉会しました。

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