2024/11/18
2024/11/5
2024/7/17
6月22日(土)、ピアザ淡海にて3年生の保護者を対象に進路学習会が開催され、204名の参加がありました。
開会にあたり若林PTA会長より、子どもの学びと成長を助ける取り組みを通して、保護者もともに成長していける活動をしていきたいとの挨拶がありました。
次に校長の嬉野先生より、勉強だけではなく班活動や学校行事に全力で取り組むことは、進路実現に向けてのバネになるということ、また、私たち保護者に向けて、結果ではなく努力する過程を大切にし、見守ることが重要であるとのお話をいただきました。
続いて学年主任の飯田先生から、学校の様子についての報告があり、模試、湖風祭、期末考査と忙しい中、心と体の健康に気をつけ、優先順位をつけて取り組む姿勢が大切であるとのお話をいただきました。また、スマートフォンの利用時間が年々増えてきているため、学習面、健康面においての不安をあげられ、気分転換のための利用にとどめるようにとのご指摘がありました。
その後3名の卒業生から受験期の体験談を聞かせていただきました。スマートフォンとの付き合い方や詳しい勉強方法、揺れ動く心模様、保護者に対する思いなどを詳しく話していただき、とても参考になることばかりでした。皆さんに共通していることとして「自分の主体性を確保している」ということが印象的でした。やらされているのではなく、自制し、計画し、取り組む姿に膳所高校が大切にしている自主自律を重んじる姿勢を感じました。子どもたちが「自分」が主体となって動けるように、保護者はいつも心の平静を保ち、子どもを信じて、食事面のサポートやほっとする空間を作り、そっと見守っていくことの大切さを教えていただきました。
最後に進路指導課の獅子堂先生より、入試に向けてのお話がありました。入試本番までの日程を詳しく教えていただき、その時々に何に気をつけて子どもたちをサポートすればよいのか、子どもたちが例年どのような様子なのかの説明があり、模試結果に左右されず保護者として子どもを支える心構えができました。また、たくさんのデータをもとに入試動向や新課程入試についても詳しく教えていただき、不安が解消されました。現役生は最後まで伸びるため、模試の結果に一喜一憂せず、行きたい大学を目指してほしいとのお話がありました。
この研修会を通して共通していることは、「主体が子どもにある」ということでした。受験は子どもたちが人間として大きく成長するチャンスです。子どもたちが自ら決め、自ら行動して、納得した結果を受け入れることができるように、「子どもの頑張りを認める」「子どもの話をじっくり聞き、価値観を尊重する」「見ないふりをして見守り、干渉しすぎない」「生活リズムを崩さないような体調管理と食の管理」これらが私たち保護者のすべきことだと学びました。