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[PTA]湖西ブロック研修会

2024/1/18

 令和5107日(土)に滋賀大学において、滋賀県立堅田高等学校の企画である「令和5年度滋賀県公立高等学校PTA連合会湖西地区研修会」が開催されました。研修には、各学校長、教職員、役員の方総勢90名、本校からも教職員2名とPTA役員11名が参加しました。

 開会行事の後、「学習の効率を上げる眠りのコツ」と題して、滋賀大学教育学部 大平雅子教授にご講演いただきました。

 「寝る子は育つ」は、子どもだけではなく大人にも当てはまることわざです。にもかかわらず、日本人は世界全体で見ると睡眠時間が短い傾向にあると聞いたことがありました。今回の講演内容で、この「矛盾」とその影響について紹介されました。高校生は6時間ぐらいの睡眠が必要とのことでした。また、睡眠不足が慢性化すると、睡眠負債を抱えることになります。バイトや課題、娯楽などの生活に忙しい大学生に多いそうです。睡眠負債まで抱えなくても、睡眠不足は、思考力・集中力・記憶力などの低下、精神的な面で不安定な状態に陥ります。

 睡眠改善への取り組みは、健康への影響にとどまらず、勉強、スポーツ、仕事においても高いパフォーマンスを発揮するためには、欠かせません。

 休日に寝だめするような、長すぎる睡眠は社会的時差ボケにつながり、元に戻すのに3日間かかります。また、良質な睡眠には、スマホやゲームなど寝る前に使用しない、心を落ち着かせる、部屋を暗くするなどといった環境を整えることも大切だと述べられました。

 1日のスタートである朝の目覚めは、要となります。大人である私たちも気持ちよく過ごせるアドバイスをいただけ、大変参考になるものでした。

 続いて研究発表では、安曇川高校PTA、大津高校PTAにおける活動の紹介、現状と課題を伝えられました。

 安曇川高校PTAは、冒頭に季節折々の写真から見る地域紹介に始まり、コロナ禍における活動の影響と問題を挙げられました。各役員の顔すら分からない、自粛疲れで、面倒な活動は敬遠する傾向が強い、正副会長選出の難航などといった問題を踏まえて、今後予想される問題を提起されました。

 次に、大津高校PTAでは、その歴史を紹介され、社会環境の変化から活動のあり方も見直されました。役員の負担、活動資金が役員の活動に使われているという批判、PTAの解体など現状と課題を挙げ、これからの社会や時代にふさわしい組織を目指しておられます。

 両校のPTAに共通している点は、「活動を変えていく」という気持ちをもっておられることでした。

 本校のPTA活動を通して私自身、気付かされたことが数多くあります。親子の共通の話題や人とのつながりの場が増え、達成感があります。ボランティア活動という負担感から充実感に変わりました。何より、活動の楽しさが、子どもに伝わって貴重な経験となっています。

 このようなことを改めて感じた1日となりました。

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