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[PTA]1年PTA研修会

2023/12/4

 残暑厳しい8月最後の土曜日、ピアザ淡海にて1年生のP T A研修会が行われました。研修会が対面で開催されるのは3年ぶりで、87名の保護者が参加しました。

 道脇P T A会長による開会の挨拶では、親が思っている以上に子どもたちはたくましく成長していると同じ保護者の立場としての話を交え、開会できることへの感謝の意を述べられました。

 冨江校長先生からは、高校生活での苦しいこと、また楽しいことなど様々な経験全てが今後の人生の糧になっていくので、保護者の皆さんには温かく見守ってほしいとお話がありました。

 学年主任の藤居先生からは、1学期の湖風祭明けに子どもたちを対象に行われた「生活と学習のアンケート」の結果をお伝えいただきました。また「夏休みの宿題が終わっていなくても、できている分を持って学校へ行こう!何とかなる!学校に来るだけで70点はある!」という言葉に救われた保護者の方は決して少なくなかったように思われます。

 続いて進路指導の平井先生からは、進路指導の考え方についてお話がありました。「行き先指導」ではなく「生き方指導」を基本方針として、生徒自身が自ら進むべき道を見つけるためのきっかけを与え、あきらめず歩み続けることができるように、先生方も背中を押し続けてくださっています。保護者の方には、干渉しすぎず見守る、子どもの話をよく聞き価値観を尊重する、生活リズムを崩さないように体調管理と食生活でのサポートをすることを心がけてほしいと話されました。

 最後は、本校卒業生でもある関西医科大学附属病院、総合診療科科長の西山順滋先生より「思春期の、特にコロナの時期を過ごした子どもたちとの付き合い方」をテーマに心療内科医の立場からご講演いただきました。最初に思春期にみられる心身症やストレスのメカニズムと解消方法を教えていただきました。不規則な生活や過度な緊張が続くと自律神経が乱れて、様々な不調を引き起こします。私たちは親として生活リズムを崩さないこと、子どもの不調は何らかのSOSだと気づいて寄り添ってあげることが大切だそうです。

 子どもが高校生にもなると親の役割は10~20%程度でよいそうです。そのなかで重要なことの一つとして子どものロールモデルになることが効果的だと話されました。親の経験談の中で、特に失敗や挫折は、親でもそんなことがあったのかと許容範囲が広がり、どうやって乗り越え、誰に相談したのかを教えてもらうことで、新たな将来像をもって進んでいけるということでした。

 さらに、子どもたちはコロナ禍など、私たち親世代とは異なる時代を体験し、社会的な交流の仕方が変化していることを、理解していくことが必要だとおっしゃっていました。「子どもは飛び立つ準備をしている。でもまだ飛び立てないので安心できる巣が必要です。彼らが安心できいつでも戻ってこられる巣を作りましょう」と講演を締めくくられました

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