2025/8/7
例年よりも早く梅雨が明けた6月28日(土)、ピアザ淡海・ピアザホールにて3年生の保護者を対象に進路学習会が開催され、約230名の参加がありました。
開会にあたり、南井PTA会長は、校長先生をはじめ教職員の日々のご尽力に感謝を述べ、「子どもたちの確かな学びと健やかな育ちを支え、保護者も共に育つ持続可能な活動を目指したい」と方針を示し協力を呼びかけました。
次に横井校長先生からは、班活動での数々の活躍が紹介され、「結果に関わらず目標に向かって努力した経験は決して無駄ではない」と、子どもたちの頑張りを称えられました。また平成24年度卒業生・久末航さんの活躍も紹介され、秋の芸術鑑賞会でピアノ演奏が披露される予定を案内してくださいました。受験期の保護者の役割については「干渉しすぎず、価値観を押しつけず、一緒に考え、信頼して任せることが大切」とのお話がありました。
その後3年生担任の竹端先生より、生活と学習に関するアンケート結果をもとに、子どもたちの現状について説明がありました。多くの生徒が学校生活に概ね満足し、特に友人関係や校風、班活動への満足度が高い一方、学力や進路に関する悩みも見受けられるとのことでした。
続いて3名の今春卒業生から、自らの進路決定の経緯や受験期の過ごし方、うれしかった保護者の関わり方など、体験談を伺いました。共通して語られたのは、「自分が選んだ大学を応援してくれたこと」「勉強のやる気が出るまで待ってくれたこと」「家庭が安らぎの場であったこと」が支えになったということでした。また、同じく受験期を頑張る友人の存在にも大きく励まされたそうです。「成績が思うように伸びなくても、自分のペースを見失わないことが大切」という言葉がとても印象的に残りました。受験期を乗り越えた1年前からの体験談は親の立場として大変参考になりました。大勢の保護者からの視線に緊張している様子を感じさせることなく、堂々と体験を話してくれた姿にも感心しました。
最後に進路指導課の獅子堂先生より、本校の指導方針や入試までのスケジュール、最近の傾向について詳しい説明がありました。特に今年から大学入学共通テストの出願がWeb化され、各自で手続きを行う必要があるため、大学入試センターのHPから確実に情報を得て準備を進めるようにとのアドバイスがありました。加えて、保護者としてなすべきことは、子どもが自分で決断できるよう見守ること、体調管理を含めた健康面のサポートを行うことだと、温かいメッセージが送られました。
いよいよ本格的な受験期を迎えるにあたり、入試の主体は子ども自身にあること、保護者としては「見守り、必要なときに寄り添う姿勢」が大切であることなど、多くの気づきが得られる学習会となりました。