News

お菓子製作体験~美術Ⅱ「茶道」授業のようす~

2024/2/18

 本校の美術の授業では、1年を通して「茶道」をテーマに様々な活動を行っています。2年生の授業では、お茶会用のお菓子「きんとん」の製作を体験しました。

講師として、毎年の茶道の授業の「お茶会」で生徒がデザインしたでお菓子を2013年から作って頂いている、京菓子司末富の山口富蔵さんをお招きしました。
(山口さんは戦時中、膳所に疎開されていたというご縁もあって、授業にご協力頂いています)

「きんとん」は古い辞書にもその言葉が出てくるもので、色の組み合わせや銘によって様々な意味づけもできる、お茶席には欠かせないお菓子だということです。

 

この日の活動は本校の調理室で、山口さんのお話しと実演のあと、
生徒は用意されたあん玉に先の細い竹箸できんとんを付けていきました。

(これがなかなか難しく、平べったくなったり大きすぎたり…ひとり4個作って持ち帰りました)

職人さんは竹を自分で削って‘マイお箸’を作られるそうです。

知っているようで知らない和菓子、お茶席のお菓子の世界を体験し、垣間見ることができました。
貴重な機会をありがとうございました。

【生徒の感想】

・きんとんは、お正月のおせちに入っている茶色っぽいものだと思っていたので、全然違って驚いた。単純な作業であるからこそ職人さんの技がはっきりと出るんだろうなあと思った。

・お菓子を作るのは簡単そうに見えて実はとても難しかった。味だけではなく見た目も大事で、お菓子にはひとつひとつに名前があり、お茶席ではそれを尋ねることもエチケットだと学んだ。

・お菓子は、銘や季節、俳句や昔の話しなどの背景も知っておくと「見て食べておいしい」だけではない。普段から色々なことを想像してお菓子を食べようと思った。

ページ先頭へ
メニュー

滋賀県立膳所高等学校