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[PTA]PTA会員研修会(大阪公立大学訪問)

2024/1/18

 10月12日、PTA研修会にて大阪公立大学を71名が訪問しました。当大学は、2022年4月に大阪市立大学と大阪府立大学が統合し、6キャンパスと2サテライト(2024年開設予定の森之宮キャンパスを含む)を擁する国内最大規模の公立総合大学となりました。大規模大学でありながら、教員1人あたりの学生数は、8.2人だそうです。また、総合知を育む多彩なプログラムがあり、「初年次ゼミナール」では、学部学域に関係なく選んだテーマをゼミ形式で行うため、他学部学域生との交流や、視野を広げることに繋がります。また、「副専攻プログラム」では、所属の学部学域以外で興味を持った分野が学べるため、自身の専攻と異なる分野に触れ多角的な視点で「総合知」を体感することに繋がるそうです。就職活動については、旧両大学の卒業生が社会で活躍し、長きにわたり培ってきた企業からの信頼もあり、充実したキャリアサポートがあるとのことです。

 大学説明の後、人工光合成研究センター副所長で、膳所高OGでもある吉田朋子教授に「人工光合成や光合成に関する研究」についてわかりやすく説明していただき、「大阪公立大学で学ぶ学生の魅力」について、ご講演をいただきました。教授からみた学生の印象は、ゆったりとおおらかで優秀、コツコツと研究し、頼もしい印象とのことで、学生が独自で実験装置を作り、それが研究室の財産になっていたり、学生の研究成果がプレスリリースや特許につながったりしているとのことです。ゼミ学生に聞いた大学の印象は、「最先端技術や開発にかかわる勉強・世界規模の研究ができる」、「自分が成長できる」、「出席重視ではなく、学生の自由を尊重してくれる教員が多い」といった意見が出たそうです。

 続いて、本校卒業生との交流会が行われました。保護者が受験生を支えるためのポイントを本音で教えてくれました。5人中4人が滋賀から通学していて、日々のタイムスケジュールを詳しく教えてもらうことで、入学後の生活をイメージすることができました。

 その後、中百舌鳥キャンパスを散策しました。甲子園球場が約12個入る広大な敷地には、大きな木が生い茂り、ゆったりとした空気に包まれた心地よい雰囲気でした。多くの学生が、屋外で、思い思いに昼食をとり、教授がおっしゃっていた「ゆったりおおらかな学生」の雰囲気がうかがえました。キャンパスの奥には留学生の宿舎があり、国内で国際交流ができる共同生活プログラムがあるのもおもしろく感じました。

 次に、杉本キャンパスを散策しました。国の登録有形文化財となる歴史的な建物と人工光合成研究センターなどの高度な研究施設という新しい建物が融合したキャンパスで、正面には芝生広場が広がり、「高度な学び」と「憩い」が融合した落ち着いた印象でした。

 実際に訪れることで、大学や学生の雰囲気を感じることができ、有意義な研修会となりました。

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滋賀県立膳所高等学校