To Parents

[PTA]第68回全国高等学校PTA連合会大会佐賀大会

2018/12/3

8月20、21日に第68回全国高等学校PTA連合会佐賀大会が開催されました。佐賀県総合体育館競技場を主会場とし、佐賀市、唐津市、鳥栖市、嬉野市を副会場とする分散型で行われました。 開会式や基調講演は主会場から各会場に中継が行われ、分科会は会場ごとの個別テーマで実施されました。私たちは佐賀市の文化会館での参加でした。
今年のテーマは『「広めよう 高めよう 慈しむ心」~君たちがつくる希望の明日を~』でした。会場に入ると高校生によるアトラクションが行われており、会場の入り口から座席までの通路では「お帰りなさい」と佐賀県のスタッフの方々が迎えてくださいました。大会実行委員長からの挨拶の中で「“1年振りの全国大会にお帰りなさい”という思いから全国から足を運んでくださったみなさんに、慈しむ気持ちで声をかけさせていただきました」とお話があり、会場内の私たちを温かい気持ちにさせてくれました。

基調講演は、ラジオDJのレモンさん(山本シュウさん)の「レモンさんのビタミントーク!~慈しみの愛言葉!We are シンセキ!~」でした。現在、自称「お節介なシンセキのおばちゃん」として全国で講演をされているそうですが、数年前には娘さんの通う小学校で5年間、レモンの被り物をしてPTA会長を務められたそうですレモンさんは現代を“第二の明治維新”と呼び、これまでの私たち親世代の価値観やものの捉え方では子どものことがわかりにくい時代になり、昭和の「幸せとはいい大学に行くこと」という考え方に変わって、今は「幸せとは心が喜ぶこと」であり、それを引き寄せるのが生きる力であるとおっしゃっていました。。

さらに親子で対立するのは、思春期VS更年期のホルモン戦争であり、全く意味が無く、「誰も悪くない!」ともおっしゃっていました。レモンさんのボトムアップ理論は、「自分で考え、行動する」という自走理論で、全てのものは命を守るためにあり、あなたは一人で育ったのではなく、みんなの世話になっているのだからシンセキのおばちゃんに「助けて~」と甘えてよいのだということでした。

我々PTAは、子どもの話を傾聴し、子どもが興味を持っていることに興味を持ち、同調・共感し、笑いと愛情をもって対話をすることが大切であると締めくくられました。

午後からの会場毎の分科会では、私たちは、「主権者教育~未来をつくる わたしたちの使命~」をテーマとする演劇上演とパネルディスカッションに参加しました。佐賀東高校の演劇部による「カケガワ高校の生徒会長選挙」という題の演劇では、廃校に向かう学校という発展性が少ない学校において、それでも前向きな情熱を持って学校生活をしたい熱い思いを持った生徒・先生・保護者たちがぶつかり合いながらも理解を深めていく姿が演じられ、ホールいっぱいに響く声に引き込まれました。
その後、主権者教育について、コーディネーターの主導で意見の

交換が行われ、学生からは「選挙年齢が18歳になり、政治を身近に感じるが難しいと感じる部分もある」という意見がありました。先生からは「現在の主権者教育が選挙教育になっていると感じる部分が多いが、社会の一員として社会と関わり、どう考えどう行動していくのか、生き抜く力を身につけてほしい」との意見がありました。

2日目は、(株)タニタ社長 谷田千里氏の記念講演「日本を健康にするタニタの挑戦」を聴講しました。元は体脂肪計などの計測機器メーカーだったタニタが、タニタの社員食堂の健康メニューを一般の方に提供する「タニタ食堂」を展開することになった経緯や、企業・自治体の健康づくりを支援する様々なプログラムを作成し、それにより医療費削減つながったことが国から高い評価を受けたことなど、「健康をつくる」様々なサービスを展開する健康総合企業へといかに発展していったかを、興味深く聞かせていただきました。

最後に今大会の開催県佐賀から次回の開催県京都に大会旗が手渡され、閉会となりました。

全国大会は担当になった県の特色あるテーマを基に、様々なPTAでの実践活動の発表を聞くことができました。それを自分の高校に持ち帰り、これからのPTA活動が発展的でより良くなるように考える良い機会となりました。

 

保護者の方へ To Parents

ページ先頭へ
メニュー

滋賀県立膳所高等学校