滋賀県立膳所高等学校

2012年02月10日

[PTA]2年学年別研修会報告

1月21日(土)14時~ピアザホール

会員142名参加のもと、研修会が開催されました。小川PTA会長と渕田校長先生のご挨拶に続き、辰巳先生から修学旅行と学年の様子についてお話を伺った後、河合塾京都校校舎長の香月琢磨先生よりご講演をいただきました。

「受験生を持つ保護者としての心構え」

香月琢磨 先生

 何かとニュースになった今年度のセンター試験は、蓋を開ければ、昨年に続いて2年連続の平均点アップとなり、いわばセンターバブルの様相を呈したものとなりました。結果の良かった生徒の中には気を抜く生徒がいますが、早く二次試験へ切り変えることが重要です。現2年生にとっては、来年のセンター試験の日程はすでに1月19、20日に決まっており、本日で364日前となり、すでに1年を切ってしまいました。来年の今日は自己採点をしているころだという現実を突きつけられ、先ほどDVDでご覧になられたようなグアム島での楽しい修学旅行の気分は一変し、受験モードに切り替わっているところではないでしょうか。 そのような受験生に対して保護者の方に望まれることは、先ず子どもに考えさせる肯定的な聞き方、伝え方(「How can」や「Iメッセージ」、「褒め方は具体的に」など)を心がけることでしょう。そうすることで会話は膨らみ子どもにプラスにはたらきます。しかし「Why don’t」や「YOUメッセージ」による会話は、非難的で攻撃的に伝ってしまい、保護者の気持ちとは逆に、子どものやる気を削いでしまうことにもなりかねないので、注意をする必要があります。 また受験に成功する人は、何よりも基礎力を大切にする人です。これは「簡単なことをする」ということではなく「土台をしっかりとせよ」という意味です。第2はバランスよく勉強する人です。特に国公立を目指す場合には5教科7科目をまんべんなく勉強し、不得意科目をなくすことが重要になります。第3に最後まであきらめない人。これは置かれた状況で懸命にやり抜くことこそ大切ということです。そして志望大学を決めれば、それを頑固に守り通し、その過程では謙虚にすることが伸びる姿勢になります。つまり謙虚さが吸収力アップに繋がります。これは大人の世界でも通じることではないでしょうか。とりわけこの謙虚さにおいては、トップ校生の場合には努力をしないでプライドが隘路(アイロ:妨げ)になる恐れがあるので注意が必要です。更に、私学への進学も可能なのか、国公立だけしかだめなのか、通学可能圏外もいいのか、万一だめな場合には再チャレンジもありなのか、何校くらい受験が可能なのか(私立の受験料は平均3万5千円程度)、といったこともこの時期にご家庭でしっかり話し合うことも大切になります。20120121_pta

 受験期を迎える子どもを一人の人として信頼し見守ってあげ、規則正しい生活の確立とより勉強に集中できる環境を絶えず提供してあげることを心がけてください。受験を計画的にそして効果的に乗り越えていくことは子どもの更なる成長にも繋がります。
 

香月琢磨先生にとても和やかな口調でお話いただきました。現在の生徒の傾向と保護者を振り返りながら、成功する受験生と失敗する受験生の保護者の例を示されながら、先生のこれまでの長い受験教育における経験に基づいた大変貴重なお話で、今後の子どもとの接し方について大変参考になりました。子ども達の夢を実現させるために、良き保護者として協力していきたいと思いました。