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[PTA]班活動におじゃましますーギター班ー

2018/11/22

湖風祭が終わり、2年生中心の新体制になったギター班を取材しました。ギター班は、音楽プロデューサーとして著名な長戸大幸氏が創班された歴史ある班だそうです。顧問の西村先生が赴任された時、班員は3年生2名、1年生1名だけで、3年生引退後は1年生1名になってしまったそうです。その後、ギターを弾きながら歌う女性アーティストの活躍もあり、ギターに興味を持つ女子生徒が増加しました。それに伴い班員も増え、現在は1年生15名、2年生15名の30名で活動しています。

話を聞いた班長と副班長は、以前からギターに興味を持っていて、体験入班の時に先輩に優しく教えてもらい、楽しそうだと感じて入班したそうです。
最初は顧問の先生や先輩にコードの押さえ方を教えてもらいます。そしてスピッツの「チェリー」を全員が練習し、湖風祭ライブの最後に演奏することが、ここ数年の定番となっています。1曲を徹底して練習して習得することで、その後は好きな曲を自ら選び、新しいコードや奏法に挑戦する力が付くそうです。

ギター班の発表の場は主に校内ライブです。今年度は4月に3回、5月に2回、昼休みの中庭ライブを行いました。今後は10月23日、24日と3月20日にライブを予定しています。12月にも時間がとれたらライブを行いたいと意欲的な言葉が聞けました。暖かい時期のライブは中庭で行えるので、大勢の人に聴いてもらえますが、寒くなると視聴覚室でのライブとなり、観客が少なくなってしまうことが課題だそうです。
また、1年生の合唱コンクールでは、審査の間の余興としてギター班1年生の演奏が行われます。合唱コンクールは生涯学習センターのホールで、音の響きもよく、ステージに上がることも良い経験になるそうです。
最大のイベントは、湖風祭でのステージ発表と中庭ライブです。3年生にとってはギター班としての総仕上げとなります。ライブに向けてソロで練習する班員もいれば、グループを組む班員もいます。いくつか掛け持ちする意欲的な班員もいて頼もしく思いました。
ギター班ではアコースティックギターやクラッシックギターを練習しています。ただ、ライブではアンプにつなぐので、エレアコ(エレクトリック・アコースティック・ギター)を持っている班員が多いようです。
「ギターは指先を使うので、脳の活性化につながり、学習にも良い影響を与える」と顧問の先生は仰っていました。「歌は国を越えていく」とも仰っていました。含蓄に富んだ言葉だと思います。班員達はギターや歌を練習し、楽しみ、自分たちなりにそれを昇華して、大きく飛躍してくれるのではないでしょうか。今後の活躍が楽しみです。

インタビューの間、活躍している卒業生のことや在校生の頑張りを目を細めて話してくださる顧問の先生の包み込むような優しさを感じました。そして班員達は笑顔を絶やさない明るい生徒達でした。ギター班の人気の秘密がわかった気がして、温かな気持ちで取材を終えました。

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