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[PTA]班訪問:バドミントン班

2023/12/21

 キュッキュッ、ステップ練習をするシューズの音が体育館に響いています。バドミントン班は同好会から班になって30年の歴史があり、男子18名と女子9名の1、2年生合わせて27名(2023年7月現在)で活動しています。平日4日と土日に練習をしています。参与の先生も本校バドミントン班OBとのことで、取材の日は生徒たちとともに汗を流されていました。

 班最大の特徴は、練習メニューから自分たちで考える生徒主体のスタイルです。「自分たちのことは自分たちが一番よく分かっている。自ら課題を見つけ、考え、解決していけることが強み」だとキャプテンは話してくれました。行き詰まったときは先生や仲間にアドバイスをもらいながら効率の良い練習を目指しています。

 経験者もいるものの、高校からバドミントンを始めた班員もいます。入班の動機として、運動が苦手だったがこの雰囲気なら楽しく活動できそうだと思った、中学時代から憧れていた先輩に誘ってもらった、高校に入って競技を続けようか迷ったが、先輩が自分たちで練習メニューを作って取り組んでいる姿に感激したなどと話してくれました。

 また、バドミントンをやっていてよかった!と思う瞬間は、「精神面での成長と練習の成果がかみ合って試合で打ちたいところにショットが決まったとき」とのことでした。近くで見るスマッシュのスピードはとても速く迫力があります。体力・メンタル・予測する力、どれだけ上手くなってもどんどん課題が出てくるところも競技の魅力だそうです。

 新型コロナウイルスの影響でここ数年は声を出してのプレーや、応援が制限されてきたため、気持ちを高めることができずもどかしい思いをしたこともありました。制限も緩和されてきましたが、声を出すことに慣れていない雰囲気もあるので、今は少しずつ声を出し合ってチーム全体を盛り上げています。

 班員からは、「勉強と班活動の両立は大変ですが、支えてくれる班の仲間がいるから何事も一生懸命がんばれている、班活動が安心できる居場所になっている」という声がありました。人見知りで自分の考えを出すのが苦手だったが、信頼できる仲間との出会いで自分の思いを口に出せるようになったという班員もいました。強い信頼関係のもと互いを認め合い、高め合う、そんな仲間が学校に存在することは幸せだと思いました。

 班活動ならではの縦のつながりの中で、対話によるコミュニケーション力もつけて欲しい、と先生は仰っています。明るく楽しい雰囲気で練習する様子から先生の思いが班全体に根付いていると感じました。

 終始にこやかに、丁寧に取材に応じてくれた男女両キャプテンの表情からは、キャプテンとしての責任感や誇り、自信が感じられ、班活動を通して得たものの大きさがひしひしと伝わってくる取材となりました。

 今年度は9年ぶりに全国大会への出場権を獲得する女子シングルスの選手も頭角が現れ、ますます士気が上がってきています。

 目標は男女で団体県ベスト8!!全員で達成に向けて今日もシャトルに思いを込めます。

 

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