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[PTA] PTA会員研修会(大阪大学)が行われました

2025/12/4

 10月16日、PTA会員研修会として大阪大学吹田キャンパスを115名で訪れました。今年の大阪大学は、大阪・関西万博への貢献、鳥人間コンテスト優勝、マチカネワニ化石の天然記念物指定に続き、坂口志文特任教授のノーベル賞受賞など、喜びに沸く中での光栄な訪問となりました。

 研修会は2名の教授による講演と本校卒業生との交流会が行われました。まず工学部長の大政健史教授より、主に大阪大学や工学部についてのご紹介をいただきました。工学部の特長として、学内最大規模の学部であることや、女性在籍率と大学院進学率が非常に高いこと、産学連携による最先端で自由な研究が盛んであり、留学生との交流や英語での履修制度の充実によりグローバルに活躍する力を自然と習得できる環境でもあることなどが挙げられました。また、万博での教員・学生・卒業生の活躍や、今後さらに女性理工系人材・博士人材が求められていくことについても説明がありました。

 続いて膳所高とのご縁の深い倉敷哲生教授より、主に高大連携についてのお話を伺いました。高大連携の取組例として、高校生が大学内で学びながら探究心などを育む教育「SEEDS(シーズ)プログラム」、持続可能な将来のための社会のデザインを描く「将来可能性教育」、VR技術を活用しながら自己変革力や他者共感力を育む「メッセージ思考」の三つを挙げて説明してくださり、参加者の関心を集めていました。

 膳所高校卒業生との交流会では、院・学部生7名から、大阪大学の魅力や入学志望理由、高校時代のエピソード、大学生活での通学・食生活事情など、多様なテーマでお話を伺いました。「工学部は特に企業との共同研究が盛んで、社会に役立つ実感を持てる研究ができている」「大学受験時に志望分野を決めきれずとも、1年次に幅広く基礎を学びながら2年次で専攻を選ぶ道もある」「毎日非常に忙しいが、時間は作るものと考えている。英単語は通学電車で覚えた。受験勉強においても隙間時間を活用できるかが勝負だと思う」「受験・浪人期は体力面・精神面ともにとても厳しかったが、家で温かいご飯を食べると元気が出た。自分の意見を尊重してもらえたり、最後まで信じて見守る姿勢を貫いてくれたりしたことにも感謝している」など、率直で親身なメッセージを届けてくださり、頷きながら熱心にメモを取る参加者も多く見られました。

 その後、キャンパスツアーとしてフェーズドアレイ気象レーダー装置、大型建築構造物実験棟、船舶海洋試験水槽、金属3Dプリンタ施設、学生フォーミュラレーシングクラブ、万博出展の培養肉の開発研究講座など、最先端の研究の世界を覗かせていただきました。ツアー後は昼食やキャンパス内のショップや図書館、ミュージアムなどを自由散策し、帰途に就きました。貴重なお話やキャンパス内の随所から、大阪大学の活気や魅力を感じられた非常に有意義な研修会となりました。

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滋賀県立膳所高等学校