2025/12/24
12月23日(火)、第2学期終業式がとりおこなわれました。寒さが日に日に増す中、生徒の皆さんの体調を考慮し、配信システムを利用しての式となりました。
横井正弘校長は、この1年を振り返り「自分にとって誇ることのできる日はどれぐらいありましたか?」と投げかけた上で、日々の学習や班活動はもちろん、湖風祭、修学旅行、合唱コンクールなどの学校行事に前向きに取り組む姿は大変頼もしく、膳所高生として誇らしく感じていると、その努力をたたえられました。
また、今年の記録的な猛暑を例に、気候変動の問題についても触れ、これは決して遠い世界の出来事ではなく、私たち一人一人の生活とも深く関わる課題であると問題提起し、これまでと同じ考え方や行動の延長ではなく、新しい発想が必要な時代に来ていることを述べられました。
その中で、理想の未来を先に描き、そこから今何をすべきかを考える『バックキャスティング』という考え方を紹介され、大谷翔平選手が若い頃から明確な目標を持ち努力を続けてきたことが、その例として挙げられました。
最後に、冬休みはこれまでの自分にとらわれず、将来どんな自分になりたいかを考える大切な時間にしてほしいとの呼びかけられ、特に3年生に向けては、大学入試に向けた最後の大切な時期として、一つ一つの努力を大切にし、最後まで諦めず走り抜いてほしいと温かく励ましの言葉を送られ、新しい年に意欲あふれる姿で再会できることを楽しみにしていると締めくくられました。
続く、生徒会行事では、『第2回高校生による自転車ヘルメット着用推進動画コンテスト』で最優秀賞・滋賀県警察本部長賞を受賞した放送班5名と、『後藤新平・新渡戸稲造記念第27回全国高校生・留学生作文コンクール』で後藤新平賞・最優秀賞を受賞した林樟太朗さん(3年)の表彰式を行いました。
次に、近畿高等学校新人卓球大会に出場した卓球班男女の紹介と、近畿公立高等学校テニス大会に出場するテニス班男女の壮行会を行いました。テニス班を代表して、男子班長の内田隼磨さん(2年)が、「男子は今大会で9年連続の出場になります。この歴史をつなげたことは大きな意味があると僕は思っています。膳所高校の代表、そして滋賀県の代表として近畿公立テニス大会でよい結果を残せるよう頑張っていきたいと思います。」と決意表明されました。
最後に、来年開催される全国高等学校総合体育大会に向けて、滋賀県高校生活動推進委員として活動されている藤谷凛さん(2年)が、「国スポ・障スポに引き続き、来年『夢へ躍進 青春の夏 近畿総体 2026』が滋賀県を中心に近畿2府4県で開催されます。滋賀県でインターハイは 11年ぶりに開催され、総合開会式が行われるのはなんと47年ぶりです。国スポ・障スポの熱に引き続き、皆さんも自分の興味のあるスポーツや高校生プレイヤーを熱く応援しませんか。」とPRしてくれました。