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[PTA] 班紹介 ボート班

2025/11/4

 膳所高校ボート班は、現在、1年生20人、2年生34人、3年生17人(夏の大会参加メンバー以外は引退)が在籍し、「全国大会優勝」を目標に日々練習(活動は週6日)に励んでいます。

 ボート班に入ったきっかけは、「高校でしかできないスポーツに挑戦したかった」「理数科なので、班活動でより多くの人と関わりたかった」などさまざま。春の試乗会で先輩に誘われて入班する生徒も多く、班の雰囲気の良さも決め手の一つになっているようです。

 練習は厳しいながらも充実しています。ローイングエルゴメーターでのトレーニングはきついものの、確実に力がつくとのこと。ある生徒は「水を押した分だけ水上で舟が滑るように進む感覚は格別で、ボート競技ならではの魅力です」と話してくれました。運動量は非常に多く、意識して食事を摂らないと体重が減ってしまうほど激しいそうです。

 ボート班の大きな特徴は、生徒主体の運営です。練習メニューや大会での選手の組み合わせは、生徒自身が考え、顧問の先生に提案・相談しています。顧問の先生は「選手ファーストでやっています」と語り、班長たちは「顧問の先生方が生徒と同じ目線で考えてくださるので、一緒に考えながら自分のパフォーマンスを高めていけるのがいいところ」と話してくれました。

 練習後には近くで購入した軽食を仲間と食べながら一日の反省会をするなど、アットホームな雰囲気の中で努力を重ねています。大会前には、仲間の背中を力強く叩いて送り出したり、フェルトで縫ったお守りを一人ひとりに渡したりして、みんなで勝負に臨んでいます。

 ボート競技は「究極のチームスポーツ」と言われるほど、仲間との一体感が大切です。そのことを痛感した経験として3月の全国大会の準決勝(男子/舵手付きクォドルプル/2000m)でのエピソードを教えてくれました。前半リードしていたものの、最終的には0.08秒差(約20cm)で決勝進出を逃してしまいました。後日レース映像を見た際に、相手校の動きが全員揃っており、「チームとしての完成度が自分たちよりも高かった」と感じたそうです。「今の自分たちを作っている経験だが、その時は大変悔しかった」と語ってくれました。

 将来については、「リーダー経験を次のステージでも生かしたい」「大学でも競技を続けたい」と語る生徒もいました。終始しっかりとした対応をしてくれた生徒たちに感心し、ボート班で培った仲間との経験が競技者としてだけでなく、人間的な成長にもつながっていることを強く感じました。班の目標が達成されるよう応援したくなりました。

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滋賀県立膳所高等学校