2025/10/22
7月14日、体育館にて女子バスケットボール班の練習を取材しました。春季大会をもって3年生が引退し、現在は1年生5名、2年生4名の計9名で新たなチーム体制がスタートしています。中には高校からバスケットボールを始めた生徒もおり、経験の異なるメンバーが互いに支え合いながら活動を続けています。
春季大会では、1回戦では勝利したものの、2回戦で敗退しました。最終的な得点差は20点でしたが、粘り強いプレーで健闘したと、顧問の先生は振り返ります。今後のライバル校としても意識しておられ、その壁を越えることがチームの大きな目標の一つだそうです。
今年度のチームスローガンは「応援されるチーム」。プレーの技術だけでなく、日頃の言動や振る舞いにおいても、周囲に良い影響を与えられる存在でありたいという思いが込められています。班長は「見ている人に応援したいと思ってもらえるよう、日常の行動にも気をつけている」と話していました。
取材当日の練習では、ボールを使わない基礎トレーニングに黙々と取り組む姿が見られました。暑さの厳しい体育館の中でも、生徒たちは集中力を切らさず汗を流していました。班長は小学生時代からの経験者で、ボールをまるで身体の一部のように軽々と扱っておられ、下級生にとっても良い手本となっているそうです。
チームの特長は、粘り強さと自主性、そして高いコミュニケーション能力です。練習メニューや試合での作戦を自分たちで考えるようにしており、試合後には映像を見ながら改善点を全員で話し合う時間を設けているそうです。活発に意見を交換し、それぞれが主体的に取り組んでいる様子がうかがえました。
現在の課題としては、試合中にがむしゃらに動いてしまい、周囲の状況を十分に見られない場面があるとのこと。そのため、どの練習においても周りの動きを意識することから、取り組んでいるそうです。
先輩と後輩のつながりの強さも魅力の一つです。日々の練習はもちろん、放課後や休日も一緒に過ごすことが多く、良好な人間関係が築かれているようです。名前は「コートネーム」で呼び合っており、先輩が名付けてくれるという伝統が代々受け継がれています。
8月に行われる合宿について、顧問の先生は「合宿は頑張るだけでなく、関係を深める機会として楽しんでほしい」と話されていました。
「県ベスト8」を目標に掲げ、仲間とともに日々努力を積み重ねる女子バスケットボール班。これからの大会での活躍が大いに期待されます。応援してくださる皆さまへの感謝を胸に、さらに大きく飛躍されることでしょう。