2025/10/1
7月7日、昨年に続き滋賀ダイハツアリーナにて体育祭が行われました。2階客席には横断幕が掲げられ、チームカラーに身を包んだ生徒たちが見つめる中、ブロック長たちが登場。選手宣誓でスタートしました。
最初は綱引き。ブロック長が旗を振って鼓舞する中、あっけない幕切れも大逆転劇もありました。Dブロックの圧勝で終わったところで、急遽3年生教員団が招集され、まさかのブロック長との綱引き対決となりましたが先生方の勝利とはなりませんでした。
続いては班有志リレー。昨年テレビ番組出場で膳所高関係者を沸かせたSASUKE同好会は男子バスケに及ばず。3組目にはたった一人の陸上班チームが登場。周回遅れとなりましたが、最後まで走り抜く姿に大きな拍手が送られました。
エンタメ部門では、放送班が絶妙な紹介で会場を沸かせます。空手班・球技班は多彩な技を披露、かるた班は袴姿で畳の上の札を弾き飛ばし、ボート班は漕ぎ手ごと担いで進みます。鉄道研究会は湖西線や草津線など身近な電車の被り物、生物班はミジンココスプレからビワコオオナマズを網で捕まえる捕り物劇にまで発展。客席は各チームの工夫と真剣さに注目し、何度も笑いに包まれました。
続いては玉入れです。ルールは60個ある玉を1分間、籠に投げ入れるだけ。勝負の鍵はパーフェクトなるか。シンプルだからこその盛り上がりで午前の部は終了し、昼休み休憩に入りました。
午後はマスゲーム(集団演技)からスタート。衣装をまとった生徒たちの「笑顔!」「ファイトー!」の掛け声に緊張とやる気がみなぎります。現場と運営本部をつなぐ無線がテンポよく交わされ、アリーナの扉が力強く開かれました。扇子を使った優雅な舞、衣装替えからのゾンビ風ダンス、メリハリのきいた構成が見応えあり。見事1位となったBブロックは、物語性、ピエロらしい振り付け、効果音、最後の挨拶まで圧巻の演技でした。
トリは30人でバトンをつなぐブロック対抗リレー。大声援の中、独走に見えたチームの転倒やバトン落下のハプニングが続出、諦めることなくバトンを次につなげる熱いレースに客席の応援はクライマックスに達しました。
︎そして待ちに待ったエンディングでは校長先生からサプライズゲストの呼び込みです。M–1グランプリ2019年王者と校長先生による漫才が披露され、「それは膳所高やないか」「違うか」という軽快なやりとりで会場は爆笑の渦に包まれました。締めとして校長先生の「Let’s」「Do our」のコールに生徒たちは「Enjoy!」「Best!」と大きな声で応えました。
まさに楽しんで力を出し切った体育祭。「昼食の時間も惜しんで、毎日くたくたになるまで練習しました」という生徒の声も聞かれました。裏方では、運営の生徒会総務部をはじめ、放送班、写真班、そして先生方やPTA役員の駐車場対応など、縁の下の力に支えられての体育祭となりました。
︎ここで湖風祭は半分、次は学校を舞台にしての文化祭です。