イギリス研修も5日目に入りました。午前中は科学英語研修の２回目、午後はセントラル・ライブラリーに移動して、ケンブリッジ大学で研究者として活躍している２名の日本人研究者との交流会を行いました。講師はケンブリッジ大学で生物分野の最先端の研究にあたっておられる博士研究員の島本走さん、中能祥太さんのお2人です。

お2人の自己紹介や研究内容についての講義のあと、2グループに分かれて交流会を行いました。研究内容についての多くの質問から、イギリス生活での話題について、参加生徒の進路に関わる質問まで多彩にわたり、盛り上がった交流会になりました。

◆毎日の報告レポートより

　生物の資料集を持参し、昨日までもらった資料を使いながら予習していたが理解できない部分があったので、実際交流してみるまではとても不安だった。しかし自己紹介・交流会が始まると研究内容を私たちでも理解できるようにスライドの図や写真に分かりやすい説明をつけてお話してくださり、交流会を終えた今では資料もより理解できるようになった。
　さらに、研究内容以外についても学校の理科科目のことや留学のことについて多くのことを学び海外への留学や現地での生活に対する憧れが強まった。特に課題研究でなかなか思ったような成果を挙げることができなかった私にとっては「成功は失敗から失敗へ情熱を失わずに進み続けること」という言葉が印象に残っていて、また分野は違っても大学やその後で興味あることについて研究してみたいと思った。実際に外国で研究をされた方の経験を聞くことは今まで以上に海外に興味を持ちそこでの研究を自分に身近なものとして感じるきっかけとなった。（N）