2025/7/29
令和7年7月13日、「これからの時代〜思いやり、支えあい、互いに感謝〜」をテーマに、第50回近畿地区高等学校PTA連合会大会兵庫大会がアクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)にて開催され、本校からは9名が参加しました。
開会に先立ち、姫路東高校邦楽部による箏の演奏と、県立農業高校園芸科および北条高校茶華道部による花いけバトルがコラボレーションした歓迎アトラクションが披露され、和の融合による華やかなパフォーマンスが会場を大いに盛り上げました。
開会式では、大会実行委員長の中川氏が姫路城の歴史を引用し、「先行き不透明な今の時代を生き抜くためには今回のテーマである“思いやり、支えあい、互いに感謝の心を持つこと”が大切である」と挨拶しました。その後も来賓祝辞や来賓紹介、広報誌コンクール表彰とセレモニーが続き、感謝状贈呈の代表者謝辞では「多忙な環境下にもかかわらず、ポジティブな考え方を持つ多くの人たちと共にPTA活動に携われたことは、人生で一番充実した時間だった」との印象的な言葉がありました。
休憩後のアトラクションは、福崎高校・播磨福崎高校ギター・マンドリン部と夢前高校地域アクティブ類型の生徒たちによる演奏が披露され、弦楽器や和太鼓など異なる音色の共演が会場を沸かせました。
続く実践発表では、豊岡高校PTAより「踊ろう伝えよう豊岡おどり~自ら考え、行動する豊高生を支えるPTA活動~」と題した事例報告がありました。「地域貢献活動を通じた生徒たちの自主性と仲間意識の醸成」や「厳しい参加要件を継続して守り続けてきたことで培われた行動規範」、「生徒たちが活動を通じて学ぶことの大切さ」などが発表の中で紹介され、多くの気付きを得る機会となりました。
記念講演には、これまで様々な学校の部活動やアスリートのサポートを実践してこられた、株式会社脳レボ代表取締役の川谷潤太氏が登壇。「ヤル気と集中力を高める知恵とコツ~家庭でできるメンタル強化法~」と題し、勉強が苦手だったご自身の経験も踏まえ「人の能力を引き出すには“心(意識)の方向”や“集中力”が重要である」と語りました。参加者同士の会話やエクササイズも交えた和やかな雰囲気の中で学びは進められ、「“内向きではなく外向きに”、“自分のためではなく誰かのために”意識を向けることが大切である」という言葉には深く感銘を受けました。
閉会式では、改めて今回のテーマである「思いやり、支えあい、互いに感謝」を振り返るとともに、「生徒たちと共に学び成長していくこと」や「保護者として愛情を持ちPTA活動を行うこと」などを掲げた大会宣言が決議されました。そして、次年度の開催地である和歌山県へ思いが託され、「近畿はひとつ!」の掛け声とともに大会は閉会しました。