この小説は、主人公の膳所高生‘成瀬あかり’が活躍する『成瀬は天下を取りにいく』（宮島未奈著/新潮社、2023年3月発刊）の続編です。大学生となる主人公がさらに出会う人々、成瀬よりも彼らのほうがどうなってしまうのか…。
 まさかそんなことはないよな、でもあるかも…と思うような展開は、成瀬が普段の膳所高生と重なってしまうからでしょうか。
    爽快な読書感は、冬の澄み渡る琵琶湖を眺めるようです。大津や膳所の情景とともに 楽しんでいただけることでしょう。
    もしよろしければご一読ください。

→新潮社『成瀬は信じた道をいく』特設サイト

→宮島未奈先生講演会の様子