滋賀県立膳所高等学校

2017年11月28日

[PTA]班活動におじゃまします-男子テニス班-

自主・自律、そして仲間と共に高め合う  

8月初旬と夏のまっただ中でしたが爽やかさを感じる朝、男子硬式テニス班の練習にお邪魔しました。開始時刻前にも関わらず、班員が続々とコートに現れ、自主的にラリーをする生徒でコートは埋め尽くされました。その後定刻となり、キャプテンの一声で一旦集合、挨拶をし、その日の練習が始まりました。

男子硬式テニス班は、既に3年生は引退し、現在は2年生19人、1年生20人が在籍しており、オムニコート2面、クレイコート4面と非常に恵まれた環境で日々の練習を行っています。

まず、班の特徴として皆が声を揃えるのは「自主・自律」の精神であり、班活動においてそれぞれが自ら練習メニューを決め、それに取り組んでいるとのことでした。キャプテンは3年生からのバトンを受け取り、常々「自分たちで考え行動しよう」と語りかけており、その精神が班全体に浸透していると感じました。また、副キャプテンからは「精神一到。集中すれば必ずや自分に返ってくる」と、頼もしい言葉を聞くことができました。

この男子硬式テニス班は、30年前、2人のテニス好きの生徒に、当時在学中であった現滋賀県知事の三日月大造氏が初心者で加わり、3人の同好会でスタートしました。その後仲間を増やしつつ県内のあちこちのコートを転々と自ら練習場所を探し、数年後に同好会のまま見事にインターハイに出場しました。その後正式に男子硬式テニス班となり、今年設立30周年を迎えます。その設立当時の経緯からも自主性を重んじる班風を伺い知ることができ、その精神が今に息づいています。

また、仲間と高め合う環境にあるということも、班員の多くがその特徴として口にした言葉です。顧問の先生曰く、試合会場では、自分の試合のない者は誰に強制されるわけでもなく、仲間の試合を漏れなく一生懸命応援しているとのことです。テニスという広義での個人競技を通じ自分と戦いながらも、同時に共に高めあう仲間が多く存在することが、実はこの班最大の魅力かも知れません。

ところで、男子硬式テニス班には、大会で上を目指す者から、テニスを楽しみたい、運動をして体力をつけたいという者まで様々な生徒が在籍しています。その中で、数ヶ月に一度行われる校内試合をもとに、実力順にグループが作られ、グループごとに日々のメニューを考え、決定します。入部の間口は広いものの、やはりひとつでも良いグループに上がりたいと各々が真摯に取り組めるしくみが整っており、テニスを好きという気持ちさえあれば、自分の段階に応じ、どんどん成長できる環境にあります。

目下の班の目標は、高体連の近畿大会出場です。過去にはその実績があるものの、暫く遠ざかっているので、近畿大会に出場し、ひとつでも多く勝ち上がることを目指して日々練習に取り組んでいるそうです。自主・自律の精神、多くの仲間と切磋琢磨する環境で努力する班員を見て、目標である近畿大会出場もそう遠くないのではないかと、切に感じました。そして、今回、見事近畿大会出場を果たすことが出来ました。