滋賀県立膳所高等学校

2017年07月20日

会長挨拶(平成29年度)

PTA会長 田中 彰

 滉瀁の琵琶湖、その碧さが美しい季節の到来です。初夏の風物詩「湖風祭」も盛況に終わり、今後1・2年生は膳所高の主軸としての飛躍が楽しみです。3年生は完全燃焼した“湖風祭=最後の夏”を経て、いよいよ自身の進路に向き合う時期となりました。

平素より会員の皆様におかれましては、PTA活動に多大なご理解とご協力を賜り、役員を代表いたしまして御礼申し上げます。本校は来年に創立120周年を迎え、また膳所藩の藩校・遵義堂が開学210周年となる節目でもあります。時代を超えて数多くの大志が集積された地を舞台に、私たちPTA役員は伝統と重責を感じながら、就学環境の充実サポートを懸命に努めてまいる所存です。どうぞよろしくご指導の程お願い申し上げます

さて生徒たちは日頃から文武両道を目標に、仲間達と互いに高いレベルで切磋琢磨をしています。その若者が日本を担う人材として羽ばたく近未来を考えてみると、先行きは不透明であり随所で本質を見極める力が必要な社会であろうと想像ができます。そこでは環境を素早く正確に読み取ることが大切になるでしょう。航海に例えるならば嵐の日には帆をたたんで粘り強い待機や準備が求められ、潮目が整えば一気に大海に漕ぎ出る、積極的なチャレンジが望まれます。このように社会が混沌としているからこそ、先生方に導いて頂いている「誠実な心で、真理と正義を追求し、人類の未来に貢献する」、「自主・自律を尊び、心身を鍛え、高い理想に向かう」姿勢、つまり校訓「遵義・力行」の精神が、生徒達に未来を指し示す羅針盤になるのではと信じております。

また社会にでれば、充分に備えても期待通りの成果が出るとは限りません。生徒たちには、その時々の結果を丁寧に解釈して次に備え、勇気を振り絞って新たな一歩を踏み出す不屈の精神が必要です。あるスポーツ界の名将によれば、満足できない境遇に「もうダメだ」と考えるのも、「今はダメだけれど、これからだ!」と考えるのも本人の意識次第であって、これが人間力の差なのだそうです。こうした議論を鑑みますと、今後のリーダー像とは、たとえ逆境でも前を向き「遵義・力行」精神を持ち続ける人材なのではないでしょうか。ですから生徒達には常に人間基礎力を磨き、目先の失敗にとらわれずに探究を続ける毎日を期待します。そして迎える人生の岐路で勇気と知恵を授けてくれる恩師や、良き仲間たちと育む絆を大切にして欲しいと願います。

私たち保護者も膳所高のご縁を大切に、学校との厚い信頼関係を構築しながら生徒達の成長を見守ろうではありませんか。PTAでは先生方-保護者の皆様を結ぶ場を積極的に設定したいと考えています。皆様には本校コミュニティに振るってご参加いただき、日頃感じていることを幅広く語って頂けますようお願いいたします。最後になりましたが1320人全ての息子・娘たち・各ご家庭にとりまして、今夏が「史上最高の夏」になることを祈念しまして、私からのご挨拶とさせていただきます。