滋賀県立膳所高等学校

2016年09月12日

[PTA]高P連全国大会報告

第66回全国高等学校PTA連合会大会千葉大会

2016_chiba01平成28年8月25日(木)26日(金)千葉県千葉市の幕張メッセにて、第66回全国高等学校PTA連合会大会千葉大会が開催されました。全国から一万人を超える参加があり、本校からも教職員三名、執行部六名が参加しました。
大会テーマは「再発見! 愛」〜今こそ信じよう愛の絆〜。大会実行委員会委員長の大木氏は開会のあいさつの中で、このテーマについて「人を思いやる気持ちや優しさ、感謝する気持ちも愛であり、本大会が愛というものを今一度捉えなおすきっかけになってほしい」と述べられました。

2016_chiba03開会式に続き、千葉敬愛短期大学学長の明石要一氏による基調講演「高校生の自立を支援するPTA活動の在り方〜今こそ信じよう高校生を〜」がありました。時代や子供が昔と比べてどう変化しているのか、そして、その変化に対し家庭や地域、学校がどのように在るべきなのかというお話でした。「決断力」は家庭や地域が子どもの非認知能力(※注)をしっかり育成することで身につき、「判断力」は学校が情報を収集し選択肢を提示する力を育成することで身につく。「二つの風と一つ色」(家風・校風・地域色)を出していくことが元気な高校生を作る──これらのメッセージから、家庭と地域と学校が一体となって子どもを育てていくことの重要性を強く感じる講演でした。  (※注 非認知能力:学力では測れない生きるための力。忍耐力や協調性、意欲、計画性など)

2016_chiba052016_chiba06基調講演の後は、会場を移動して分科会へ。私たちは「学校教育とPTA〜再発見!愛  グローバル化に対応した資質・能力を育む〜」をテーマにした第一分科会に参加して、四つの高校のPTA活動について発表を聞きました。子どもたちの活動へのきめこまやかな後方支援をおこなっている高校や、学校と協力して進路講演会を実施しキャリア教育に力を入れている高校、グローバル教育に力を入れている高校、学校行事を地域の祭りと融合させて郷土愛を育む活動をおこなっている高校、それぞれが個性的でとても興味深い内容でした。そして、分科会の最後に、助言者であるさくら教育研究所所長小澤美代子氏から提言がありました。「グローバル教育というものは、学校の背負っている地域性や入学してくる生徒の実態によって差異が出る。それらをよく見極めて学校教育やPTA活動をおこない、次のステップをみすえることが大切」ということでした。また、「PTA活動は生涯にわたって学び続けられるステージであり、自分のための学びを楽しむ場でもある。子どもの思春期は親もそれを追体験できる楽しい時期だと思って、有意義な活動をしてほしい」との言葉は、日々PTA活動に勤しむ私たちへの励みとなるものでした。

大会二日目は、女優市原悦子さんの記念講演がありました。幼き日の戦後食糧難、ものがなかった時代だったからこそ、自立や感謝、ものを大事にすることなど、人として大切なものがわかったというお話や、日本昔話を二十年続けられた中で感じたこととして「人間はちっぽけだなということ。努力しても報われるとは限らず、世界は理不尽で……それでも一歩一歩進まなくてはならない」としみじみ語られたのが印象的でした。
また、講演の合間に、二本の朗読「ネズの木の話(グリム童話より)」と「凧になったお母さん(野坂昭如 戦争童話集より)」がありました。演劇のような臨場感あふれる圧巻の朗読で、市原悦子さんの生朗読を聞けるというとても贅沢なひと時となりました。

2016_chiba02子どもを虐待したり殺害するなど悲しく残忍なニュースがあふれる昨今ですが、全国から集まった多くの方々を見て、世の中には子どもたちのためにがんばっている大人もたくさんいるのだと心強く感じた大会でした。