滋賀県立膳所高等学校

2016年03月02日

第64回卒業証書授与式を挙行しました

平成28年3月1日(火) 第64回卒業証書授与式を挙行しました。280301_00
学校長式辞
式辞 琵琶湖のさざ波に春の輝きを見つける今日の佳き日に、平成27年度第64回滋賀県立膳所高等学校卒業証書授与式を挙行できますことは、本校にとって、最大の喜びとするところです。
ご来賓の皆様、ならびに、保護者の皆様には、ご多用の中をご臨席いただき、卒業生を祝福していただきますことに、高壇からではございますが、厚くお礼申し上げます。
ただいま卒業証書を手にした普通科388名、理数科39名の皆さん、卒業おめでとうございます。
卒業は、皆さん自身の高校生活の成果です。ただ、皆さんを支えてくださった、ご家族をはじめ、先輩、同級生、後輩、いろいろな場面でお世話になった方々、そして、先生方への感謝の気持ちは、決して忘れないでください。
私から、卒業生のみんなにお願いがあります。それは、「豊かな感性を発揮して、主体的に人生を歩んでほしい」ということです。
振り返ってください。皆さんは、毎日の学習に際して、一生懸命準備をして、解き方は一つだけではないことを確認して、授業に臨む態勢を整えました。多様なものの見方は、より高められました。学んだことを様々な方法で確認し、自分で活用できる力にしました。意欲的に取り組んだこのような学びこそが、将来に向けて今まさに求められている、探究型の学力につながるものだと思います。そして、全員が、「探究」「探究S」という科目の学習に取り組みました。豊かな感性を活かし、問題を発見します。疑問を仮説につながる課題に高めます。仮説を実証するための調べ方、研究の方法を考えます。研究のやり方そのものをチェックしながら、議論して、研究調査を進めます。仮説を実証して、あるいは、仮説を修正して正しい説を導き、研究成果をまとめます。研究過程・研究成果の説明・報告を行います。論文として、論理的な表現に取り組んだ人もいました。皆さんは、思考力・判断力・表現力を発揮して、仲間と協力して、こういった活動を進めました。一年生の時のポスターセッション、二年生、グアム大学での英語でのプレゼンテーション、それから、課題研究発表会で発表を経験した人もいます。
探究的な学習の体験は、人生を切り拓く活力の源です。自らが選んだ大学に進み、大学で主体的に活動するための力を導いてくれます。将来グローバル社会に身を置いて、人類の未来を支えるために活躍できる力を導いてくれるのです。
班活動に、たくさんの人が取り組みました。自分たちで練習計画を立て、一生懸命活動して、目標に挑んだこと、先生やコーチの言葉を頼りに、また、仲間と語り合うことで課題を乗り越えたこと、競技の経験の少ないチームメイトがどのように取り組んだらもっと活躍できるようになるのか、一人ひとりの存在を大切にしながら、相談し合って進めているのも見せてもらいました。感性を活かし、主体性を発揮して、皆さんは、班活動においても、いろいろなことを成し遂げたのです。
班活動以外にも、価値のある活動のできた人がいると思います。たくさんの人のために、支える役割を果たした人、習い続けてきたものや日常の学びの先にあるものを極めた人もいると思います。
出会ったものを素直に評価して、真摯に取り組むことができる皆さんであればこそ、様々な体験を通して、きっと何かを得てくれたと思います。
主体的に物事に取り組んだ経験は、これからの生き方を導きます。
皆さんは、湖風祭、学年の行事、クラスの行事など、自主的な活動に、熱心に取り組みました。それぞれの出せる力、それぞれのできる心遣い、それぞれにふさわしい姿勢を示しました。私の思い出を一つ紹介します。文化祭の時、ブロック長のみんなのコントに出演しました。大声で「いっさい がっさい こふうさい」とやった あれ です。私はあの時、必死で練習をしました。校長室で、うろうろ歩きまわりながら、誰のどんなセリフの後で、どんな出方をして、どんなふうにしゃべるのか、何回も繰り返しました。私に真剣に練習をさせたのは、ブロック長の情熱、いや、それだけではない、膳所高のみんなの情熱だったと思っています。終わった時、ブロック長と一緒にやったという満足感とともに、全校のみんなと一緒にやったという大きな喜びがこみ上げてきました。関わり方に一人ひとりの個性はあって当然ですが、ただ、みんな前向きに参加する、そんなみんなの姿勢が、体育館を特別な空間にしていました。前向きに心を開いて感じ取り、自分の気持ちから行動する、このことは、人生を豊かにする一つの大きな要素だと思います。
自ら主体的に、一人ひとりの持てるものを発揮して、また、みんなで頼りにしあいながら取り組むことによって、日常の様々な普通の事が、自分にとって意味を持った事実となり、また、みんなで共有する思い出になる。卒業生の皆さんは、膳所高校での三年間で、そのような体験をいっぱいしてくれたのではないでしょうか。
卒業生の諸君は、膳所高校で学んだことによって、社会において、自分の心で感じ、自分自身で判断し、他者を認め協力して、自分の考えに基づいて生きていく力をそなえることができたということを、忘れないでほしいと思います。
そして、膳所高校を卒業するということは、生涯を通じて、いつでも、心の通い合った集団に戻ってこられるという財産を、得ることだと思います。
膳所高校で学んだ自分に自信を持って、卒業してください。
最後になりましたが、ご列席いただきました保護者の皆様には、膳所高校で三年間を過ごし、成長されたお子様の姿をご覧になり、感激もまたひとしおと拝察いたします。改めまして心よりご卒業をお祝い申し上げます。今日まで本校教育活動に深いご理解と温かいご支援を賜り、誠にありがとうございました。
それでは、卒業生の皆さん、健康に充分気をつけ、豊かな感性を発揮し、大いなる主体性をもとに、世界に羽ばたいてください。皆さんが、自分らしく、自分を最も活かして活躍されることを期待して、卒業にあたっての式辞といたします。

平成28年3月1日      滋賀県立膳所高等学校長 草野 圭司

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